(支那巡補)(客馬車)(馬賊の斬首)
【日本名勝旧蹟産業写真集.
 台湾・北海道・樺太・朝鮮・満洲及関東州】大正7年

【日本名勝旧蹟産業写真集. 台湾・北海道・樺太・朝鮮・満洲及関東州】
<新訂 日本名勝舊蹟産業寫眞集>
 臺灣地方之部
 北海道地方之部
 樺太地方之部
 朝鮮地方之部
 滿洲・關東州地方之部
[臺 灣]淡水港口 p3/64
※捺印:大正7.9.6 内交
【著作權所有】(不許複製)(富田屋書店發行)
[滿 洲] p61/64
【日本名勝旧蹟産業写真集】p61
(支那巡補)
滿州地方官唯一の事業は馬賊の勵討にありて、
各地に配置せる支那軍隊は、
邊境防備よりも寧ろ、
馬賊討伐の任に常れるものゝ如し。
故に馬賊を捕ふれば、
直ちに死刑に處するの權を州縣官に與ヘ居れり。

(客馬車)
滿州交通機關の一たる箱馬車が、
客待ちをなせる光景也。

(馬賊の斬首)
馬賊は捕へられたる時は
直ちに死刑に處せらるゝ定めにして、
其死刑の方法は斬首法なり。
圖の中央に目かくしなし、
うなだれる居るは馬賊也。
【著作權所有】(不許複製)(富田屋書店發行)
【 】『国立国会図書館デジタルコレクション』
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇