[切り裂きJACK]『チャー坊遺稿集』著者・柴田和志
『チャー坊遺稿集』飛鳥新社
平成14年(2002)12月18日 初版発行
[切り裂きJACK] p158-159
切り裂きJACKの片思い
切り裂きJACKの語り詩
エメラルドの首かざり 首かざりのエメラルド
ある日おきた人殺し 殺人事件の部屋の中
死体はベッドによこたわる 切り開かれたはらわたや
内ぞうつるしたくさりかべ
ざんこくむざんな人殺し 誰がやったか殺人事件
医者がやったと人はいう 弁護士やったと人はいう
灰一色の空の下 歴史に残る人殺し
闇夜に語るイギリス人の むごい歴史の一頁
メスで開いた後なのか 針でつるしたものなのか
切り開かれたはらわたや 内ぞうつるしたくさりかべ
さて 人々よはじをしる
ざんこくむざんな一面を人間みなが持っている
いつどこで次の事件がおきるのか
何人殺せば気がすむものか
遠くはなれたイギリスのロンドンの街の片すみの
いやな事件のメスの後 いやな事件の一頁
※切り裂きJACK
ロンドンで起きた連続殺人事件「ジャック・ザ・リバー」を
テーマに書かれた詩
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『チャー坊遺稿集』『1950~1994』
二〇〇二年一二月一八日 初版発行
著 者 柴田和志
発行者 土井尚道
発行所 株式会社 飛鳥新社
東京都千代田区神田神保町3-10
神田第3アメレックスビル
電話 (営業)03-3263-7770
(編集)03-3263-7773
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印刷・製本 日経印刷株式会社
定価(本体3,500円+税)
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