【オリンピック大会籠球報告書 第11回】昭和13年
著者 大日本バスケットボール協会 編
出版者 大日本バスケットボール協会
出版年月日 昭13
伯林(ベルリン)大會報告書
籠球(バスケットボール)
二五九六年(昭和11年:1936) 伯林
大日本バスケットボール協會
https://dl.ndl.go.jp/pid/1144043/1/2
オリンピック コートに於ける代表團
後列右より
竹崎、三橋コーチ、吉井(12)、宗像(10)、廉(6)、
鹿子木(8)、中江(5)、李(4)、淺野(監督)
前列右より
張(14)、松井(?)、横山(11)、前田(?)、田中(主将・?)
https://dl.ndl.go.jp/pid/1144043/1/5
籠球代表の行動に就て 淺野延秋
日本代表籠球チーム
監 督 淺野 延秋
コーチ 三橋 誠
マネーヂヤー 高橋 太郎
外國關係委員 竹崎 道雄
選手 フォワード(主將) 田中秀次郎
同 同 前田 昌保
同 同 中江 孝男
同 同 横山 堅一
同 センター 鹿子木健日子
同 同 廉 殷 鉉
同 ガード 李 性 求
同 同 松井 聰
同 同 宗像 卯一
同 同 吉井精三郎
同 同 張 利 鎭
https://dl.ndl.go.jp/pid/1144043/1/13
遠征日誌 高橋太郎
(昭和11年)六月二十日(土) 曇小雨
午前七時半 本部以下各競技團と共に
明治神宮社務所前に集合、
明治神宮參拜の後バスに分乘し
馬場先門に至り二重橋前にて
宮城を遥拜し行進を起し
丸ビル地下室に於て小憩の後
東京驛に向ひ十時二十分發
臨時列車にて
盛大なる歡送を受けつゝ愈征途につく、
沿線各地に於て支部諸氏の見送を受け乍ら
汽車は西へ西へと進む、
京都より森囑託乘車。
https://dl.ndl.go.jp/pid/1144043/1/16
わだちの跡 p64-67/83
囑 託 《森 孟》
一、鐵路の旅
豪華なオリムピツク列車から大陸へ一渡り、
聯絡船から汽車への荷物は、
ポーターの荷車で、
恩賜のブレザーコートを身につけて選手達が運ぶ、
雜作ない仕事が意外にはかどる。
これも旅行の一仕事だ。
https://dl.ndl.go.jp/pid/1144043/1/64
二、開會式をスタンドから
三時に入場、
折から襲つて來た雨と戰ひ乍ら
定刻の到來を待つ三時四十五分、
ヒトラー總統
割れるが如き歡呼に迎へられ、
割れるが如き歡呼に迎へられ、
ラツール伯以下國際委員を引具して
マラソン塔に現れ、
悠々歩を運んで
正面スタンドの自席に着席、
忽ち獨逸國歌は奏でられ、
參加各國旗はするするとスタンドに翻る。
觀衆一同起立してこれを迎へる。
https://dl.ndl.go.jp/pid/1144043/1/65
三、素人觀
四、大空の旅
五、花の都と平和の都
六、一路故國へ
https://dl.ndl.go.jp/pid/1144043/1/66
五色のテープで色どる港、
歡呼の聲を後にして
一路故國へ!
ふるさとへ!
https://dl.ndl.go.jp/pid/1144043/1/67
昭和十三年四月一日印刷
昭和十三年四月四日發行
第十一回オリンピック大會
籠球報告書 非賣品
編輯兼 大日本バスケットボール協會
發行者 坂 勘造
印刷所 森川印刷所
東京市京橋區靈岸島一ノ一四
印刷者 森川 幸作
東京市京橋區靈岸島一ノ一四
發行所 大日本バスケットボール協會
東京市麴町區丸ノ内
丸ノ内ビルディング三七五號
振替東京二七〇三一番
https://dl.ndl.go.jp/pid/1144043/1/81
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