【人事興信録. 4版】大正4年1月10日発行
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1703995/1040
《塚本岩三郎》 p485-486/1041
 出版業
 東京造畫館
 東京府士族
 妻 ユウ 元治元年九月生 ※186410
      福島、平民、石川德藏 二女
 男 丈助 明治二〇年(1887)一〇月生
      京都帝國大學理科大學在學
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1703995/485
 女 チヨ 明治二五年(1892)一月生
君は三河國豐橋藩士にして
文久三年十二月二十八日を以て生る ※186425
夙に大志を抱きて上京し
同人社・慶應義塾・工部大學附屬美術學校等に學び
更に渡米して同國の大衆に親炙し
專ら洋畫及石版彫刻の蘊奥を極め
爾來石版印刷所を建てて
嶄新の技を振ひ名聲忽ち揚る後
東京造畫館を起し
敎育用圖畫の出版を始め
大に斯界の賞讃と信用とを博し
業務年と共に進みて遂に
敎育圖畫出版界の巨擘たるに至れり
其間宮内省の命に依りて幾多の繪畫を調整す
圖畫の販途亦次第に擴大して
遠く支那・印度・歐米の各國に及び
益々殷盛に赴きつゝあり
家族は前記の外
二男 閤二 明治二九年(1896)一月生あり
弟  三郎 明治一一年(1878)五月生は
愛知縣平民 野村定吉の養子となり
弟  四郎 明治一三年(1880)六月生は分家せり
東京、京橋、宗十郎一一 ※宗十郎町一一番地の二
電話 新橋 七二三
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1703995/486
【 】『国立国会図書館デジタルコレクション』