伊藤耕作:[檜山村誌]

[檜山村誌]
平成五年四月発行
発行者 桧山村誌編集委員会
    桧山財産区
印刷所 瑞穂印刷所
(非売品)
※ 現 京都府船井郡京丹波町 瑞穂地区

伊藤耕作
故 伊藤耕作氏 p842-843
明治二十一年(1888)二月十二日、熊太郎氏の四男として字中台に生れる。
長兄等が郷土を出て活躍されていた故伊藤家をつぎ、
地区の人々の懸案であった岩谷池の工事をはじめ、
地域の産業発展のために貢献された。
大正十三年十二月、桧山村助役となり、
昭和二年任期満了により一旦退職。
翌三年三月選ばれて村長に就任される。
資性温厚謹直、爾来再選を重ね、三期十二年間、
昭和十五年三月まで村発展のため尽粋される。
其の他村会議員や郡会議員にも挙げられ、
或は産業組合理事、村農会長、養蚕実行組合長をも歴任し村民の信頼厚く、
昭和九年其の施設経営共に見るべきものありとて本府より表彰を受け、
更に昭和十三年四月十六日、
自治制発布五十周年記念に優良町村として表彰され、
全国六十九町村功労者代表として
内務大臣より表彰状並に記念品を拝受された。
之は氏の献身的努力に負う所多く、
昭和十四年二月十一日、京都府知事より優良町村長として
左記の通り表彰状を受けられた。
 記
表彰状
多年公共ノ事二竭シ其ノ功績見ルベキモノ尠カラズ仍テ市町村
及市町村吏員表彰規程二依リ銀杯一組ヲ授与シ茲二之ヲ表彰ス
今後一層其ノ実蹟ヲ挙ゲンコトヲ望ム
京都府知事 鈴木敬一
・昭和九年及び昭和十三年村長当時の
府表彰、国表彰の内容・写真等桧山村政の項に記している。

【優良町村及自治功労者事績概要】
京都府船井郡檜山村 p36/137
一 概況
本村は京都府船井郡の西部に位し、面積一・六〇九方里、
戸数四百五十一戸、人口二千百十七人にして
村民の大部分は農業に従事し、副業として養蠶及林業を営んで居る。
―略―
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1268489/36
昭和14年9月1日印刷
昭和14年9月5日発行
非売品
編輯兼発行者 松村茂夫
       東京市芝区西久保巴町三十五番地
印刷者    杉田彌太郎
       東京市麹町区五丁目二番地
発行所    全国町村長会
       東京市芝区西久保巴町三五
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1268489/133

【 】『国立国会図書館デジタルコレクション』
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