[京都高校新人 バスケットボール]昭和37年度(1962)2月-2/3

京都新聞:昭和37年(1962)2月26日

《山城(男子) 西京(女子)に栄冠》
『高校新人バスケット大会』

京都新聞社後援、
第九回京都高校バスケットボール新人大会
決勝トーナメント最終日は、
二十五日午前九時から日吉丘高で男女決勝まで行った。

男子は山城が鋭いプレーで紫野を破り、
第六回以来三度目の優勝をとげた。

女子は西京が前半の得点を守って逃げ切り
第四回以来二度目の栄冠を獲得した。

【男子】
▽七位決定戦
 同志社 47(28-19)42 平安
       (19-23)

▽準決勝
 紫野  56(25-24)47 京商
       (31-23)

 山城  58(25-18)37 朱雀
       (33-19)

▽決勝
 山城  65(32-22)52 紫野
       (33-30)

【山城】 得  野  自  反
森   12  6  0  3
中村   3  0  3  3
山下  12  5  2  2
荒木   0  0  0  3
小梶   0  0  0  0
柴田  16  8  0  3
原田   6  3  0  1
山本   9  4  1  5
並川   2  2  0  0
大橋   5  1  3  0
今西   0  0  0  1
楠本   0  0  0  0
 計  65 29  9 21
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【紫野】 得  野  自  反
木村  13  5  3  3
人羅   8  2  4  2
環   14  5  4  4
鴨井   7  2  3  4
藤田   0  0  0  0
坂下  10  4  2  3
山田   0  0  0  0
 計  52 18 16 16

【評】
山城はさすがによく基本技がつめている。
個人技では紫野がまさっていたが、
山城は全員がそれぞれのポジションを完全につとめ、
これがチームのスピードにつながった。
森、山下らが確実なミドルをきめ、
動きのとまったところを
山本がポストから攻めて得点した。

紫野は木村、人羅が軸になって、
ときたまいいプレーで山城の裏をかいていたが、
スピードに押され決め手となる攻撃がなかった。
まだまだ甘い。

【女子】
▽五位決定戦
 紫野 39(23-13)28 嵯峨野
      (16-15)

▽準決勝
 西京 46(24-16)40 光華
      (22-24)

 平安 39(12-12)32 山城
      (27-20)

▽決勝
 西京 48(21-14)44 平安
      (27-30)

【西京】 得  野  自  反
青木  12  6  0  3
栄田   5  1  3  1
金井  15  6  3  3
笹本   0  0  0  0
藤住   4  2  0  1
山矢   6  2  2  4
奥村   6  3  0  4
国松   0  0  0  0
 計  48 20  8 16

【平安】 得  野  自  反
徳永   8  3  2  2
花村   6  2  2  4
中野   6  3  0  2
横田   2  1  0  3
三浦  22 10  2  4
梅棹   0  0  0  1
今井   0  0  0  0
 計  44 19  6 16

【評】
西京は第二クォーターで激しい攻撃をかけた。
平安はこの時小さく守りをかためたが、
後ろにさがり気味なので
西京に8点差をつけられた。

平安も 27-14 と一時は大きく開かれたが、
花村、徳永がいいパスを送って
三浦を生かした。
3点差まで追いつめて
逆転できるチャンスもあったが、
つまらない反則で逃がした。
西京が外側からきめられる選手を
もっていたのに対し、
平安はゴール下にはいらねば
得点ができなかった。
この差が試合をわけた。
(木村)
2-3[京都高校新人 バスケットボール]昭和37年度(1962)2月-

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【昭和37年度】
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