《小野梓:大江卓宛書翰「解題」中村尚美》
『小野梓全集 第五巻』昭和57年

『小野梓全集 第五巻』昭和57年
 書 翰  p197
六〇 大江卓宛書翰「一八八四(明治一七)年」五月一一日 p277-278
   本月五日付之尊書に接候。
   爾来絶て欠起座候処幽窓御健全之旨何より大慶之事に存候。
   ―略―  ※別稿に記載

「解 題」 中村尚美 p557
六〇 大江卓宛書翰「一八八四(明治一七)年」五月一一日 p633-634
同郷の先輩大江小野は『国憲汎論』中巻を贈った。
これにたいして大江から賞賛の挨拶があり、
さらに下巻の無心、
大江の「利己新説」執筆の参考書依頼、
『国憲汎論』にスペンサーの学説を引用しなかったことへの
批判などに答えた書翰である。
ときに大江は、
一八七七年(明治10年)八月の挙兵陰謀の罪によって逮捕され、
禁獄十年の判決をうけて
林有造らとともに岩手監獄に入獄中であった。
このとき、
小野大江らとの間に連絡係をつとめたのが
の弟のであった。
なお大江卓は八四年(明治17年)六月に仮出獄し、 ※明治17年(1884)6月
八五年(明治18年)八月に放免された。

昭和五十七年三月三十一日発行
編集者  早稲田大学大学史編集所
発行者  早稲田大学
     東京都新宿区西早稲田1-6-1
発行所  早稲田大学出版部
     東京都新宿区戸塚町1-103
印刷製本 早稲田大学印刷所

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