[議会報告]26年10月(号外)京丹波町議会 村山良夫

[議会報告]26年10月(号外)
 京丹波町議会 村山良夫
 090-7752-0113
※平成26年10月26日(火) 新聞折込 A3判

「丹波地域開発(株)へ支援金6億7百万円」の
 可決の責任は!!


内訳
【底地の買取り  2億8千2百万円 +
 売却損の穴埋め 3億2千5百万円】

町長の責任か?
議会の責任か?


二元代表制の地方自治体では、
「議案の提案は町長の権限(原則として)」、
「議案の採択は議会(議員)の権限
よって、今回決議された議案が、
町民の意に反しているとしたら、
民意を決議に反映できなかった議員の責任

<本議案に対する私の主張>

1 不動産の取引に「底地だけの購入」は非常識。
  土地建物を一体で、6億7百万円で買い取るべき。

2 土地の売却損 6億5千2百万円は株主の責任
  減資で損金処理をするのが常識

3 現施設は、商店街のテナント経営には大きすぎる!!
  賃貸事業として黒字経営は困難。

4 現施設を、役場機能の施設と、ショッピング街にし、
  コンパクトシティーの拠点とする。

5 この拠点を中心に、町営バス路線を編成すれば、
  町営バスの有効運行にもつながる。

6 本当の民意を導きだす為に、もっと議論を尽くすべき。

<この議案に賛成した議員6名から発議された
 「付帯決議(案)」の本意は!!>
 (町長に対してなされたもの)


1 丹波地域開発(株)の債務解消策の実施について、
  町民に十分な理解を得るための説明責任をはたす事

2 経営責任を明確にするため、役員を速やかに刷新して、
  町が経営に参画する事

3 持続可能な新たな経営計画を早急に策定し、
  目標達成に全力で取り組む事

4 経営状況並びに事業に対する町民への波及効果を、
  定期的に議会に報告する事

付帯決議 1は、提出議員は
     「今、何故、丹波地域開発(株)を支援するのか、
     説明が不十分である事」を認識していた事になる。
     それなら、
     議員として時間をかけた審議をすべきでなかったのだろうか。

付帯決議 2・3・4は、町長の権限で出来ることだはない。
     …議員6名は、町長が丹波地域開発(株)の
     実質的権限者と認識しているのでしょうか。

[地方議会・議員の存在価値を問われている!!]
[いまこそ、全議員は町民への説明責任を果たすべき!!]


旧和知地区の議員より
「合併協議会の協議中には、
 すでに経営上の諸問題は生じており、
 把握できていたはず」なのに、
「旧丹波町からは、何の報告・協議」も
なかったと指摘し、
「旧和知町の住民は、不信感をもっておられる」
との発言があった。

※旧和知地区の議員:言行不一致
 何故、賛成票を投じたのか。
 丹波地域開発(株)6億7百万円補填:賛成
 原田寿賀美 議員
 梅原好範  議員


このことは、旧瑞穂町の住民も同じ、
そうであれば、議員の責任において、
全町民に時間をかけてでも、
理解を得るべきではないか。

今回の議案決議の経過は
「われわれ京丹波町議会議員の存在価値」が
問われている!!

本議会における「私の一般質問」

1 町長の掲げる「愛のある行政」とは
   ―略―

2 町営バス事業の費用対効果…
  一便当たり 0.7人の路線も!!
  にもかかわらず、年間 約6千万円の費用投入は?
   ―略―

3 町立病院のあり方…
  年間に一般会計と国保事業から 約4億1千万円を投入…
  その費用対効果は?
   ―略―

4 旧高原小学校の跡地の利用…
  時価評価額 約3億円の町民の資産を無償で貸与して、
  町民のメリットは?

  旧高原小学校跡地の高原荘への無償貸与を質したところ、
  時価評価額 約3億円と認めた上で、
  使用貸借であり無償貸与とした。
  貸与物件には立派な建築物(施設)が建築され登記されている。
  使用貸借の期間は、原則として5年ではないか。
  今後の対応について質したところ、
  5年毎に30~50年更新するとの答弁。
  結果的には地上権を認めたことになり、
  町民は時価評価額の半額【1億5千万円】を投資したことになる。
  町民のメリットを質したところ、
  「草刈等地元住民の負担が軽減される」
  との答弁を得た。