《大瀧新之助》
[日本製布株式會社:取締役]
【京都新人物百短評】大正1年

【京都新人物百短評】大正1年9月15日発行
《大瀧新之助君》  p20/117
辨護士生活より蝉脱しようとして居る
大瀧君が製布會社に重役の一椅子を占めたのは
 ※製布會社:下記に記載
君には渡りに船であつたに違ひない、
是れ製布の大株主
辻家の顧問役が辻家を代表して
監査役と爲つたのである、
即ち大株主の顧問として重役となつた
新之助君に經營的手腕の
特に認むべきものがあるかどうかは
等しく人の疑ふ所だ。

夫れ監査役たる君の値打は頗る平凡であつたが
法律顧問の君は製布の過渡期に於て
多大の功績があつた、
今轉じて常務取締役となつたが
其の經營振りは未知數だとして
十八萬圓の缺損が既知の問題であるだけだ、
唯だ明年に迫つて居る
百五十萬圓の社債借換は
君が腕を試す試金石として
其の眼前に横はつて居る。

放膽豪快は唯に君が性格の半面を
語るに過ぎぬとしても、
而も溪舟先生として
君の畫材は既に一家の風をなすに足る、
辨護士より實業家、
軈て藝術家に轉化せむとする
君こそ世間比儔を見ること稀な所だ。
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/907493/20
大正元年八月二十日印刷
大正元年九月十五日發行
著作者  京阪 萬朝社 編輯部
     京都市河原町夷川上ル
右代表者 武藤 欽
     京都市河原町夷川上ル
印刷社  竹本梅次郎
     京都市麩屋町二條上ル
印刷所  文字堂
     京都市麩屋町二條上ル
發行所  京阪 萬朝社 營業部
     京都市河原町夷川上ル
     電話 上 二三六四番
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/907493/114

[日本製布株式會社:取締役]

【日本全国諸会社役員録. 第20回】
 明治45年7月25日発行
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1088134/1261
[日本製布株式會社]  p245/1268
京都府    葛野郡朱雀野村
電 話    上 三一五・六三五・三二〇五
設 立    明治二十九年二月
營業ノ目的   綿糸織布製造賣買及染色起毛
       其他之ニ類スル賃業
資本金    五百萬圓(払込済)
一 株    五拾圓
諸積立金   四拾九萬六千八百貳拾參圓
前期及前々期 無配當
社 長    辻 忠四郎  下京、諏訪町五條下ル
専務取締役  小林銀三   葛野郡衣笠村
取締役    大瀧新之助  上京、河原町二條上ル  ※
取締役    藤村岩次郎  下京、室町通松原下ル
取締役    貝塚卯平兵衛 三重縣桑名郡 桑名町
監査役    平井熊三郎  下京、室町新町ノ間松原下ル
監査役    塚口慶三郎  東京、麻布、北日ケ窪
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1088134/245

【 】『国立国会図書館デジタルコレクション』
 

《大瀧新之助:古海忠之の実父》
【人事興信録. 5版】大正7年
http://blog.livedoor.jp/kazuo1947/archives/2659710.html