【皇陵に祈る】昭和18年12月
《著作者 高谷貞次郎:京都新聞 編輯局長》

【皇陵に祈る】京都新聞社編輯局編著
 晴南社刊
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1043194/2
  序     p3-4/197
 昭和十七年十二月十二日
畏くも 天皇陛下には、
大東亞戰爭下、
軍政の萬機を御親裁あらせ給ふ中に、
聖駕を神都伊勢路に進め給ひ
皇祖天照大神の大御前に、
開戰以來の赫々たる戰果を御奉告、
併せて時局克服を御祈念あらせられた。

洵にこのことは、
皇國三千年の歴史に未曾有の御事であり、
皇民一億、
ただただ感激に、
胸は顫へる。

いまや、
皇國は世界に富強を誇る米英を撃墜し、
大東亞維新を確立すべく
大旆を大陸に、
太平洋上に飜して
神兵は到る處に戰ひ續けてゐる。

その大戰果こそは戰史未曾有のものである。
 ―略―
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各地の皇陵に額づかしめ、   p4/197
大東亞戰爭必勝の敬虔なる熱祷を捧げしめた、
その感激を京都新聞紙上に謹連載したものを、
この度び
江湖の要望に應へて
上梓することとなつたものである。

いはゆる既刊の案内書とは趣きを異にし、
新聞報國に微力を捧げる記者が、
曠古の戰時下、
各皇陵を巡拜して熱祷を捧げると同時に、
自らの日本精神を琢磨せんとした
眞劍なる記録である。

讀者はこの意味で味讀せられん事を切望する。

最後に本書の刊行に方り、
執筆の衝に當つた
本社編輯局社會部員、
論説委員各位に對して
謝意を表しておく。

 昭和十八年七月 ソロモン海域の凄壯なる
 戰況に、米英撃滅の決意を新にしつつ
     京都新聞社 編輯局長
          高谷貞次郎
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〔編著者略歴〕   p194/197
大正四年 神戸商大卒、
京都日出新聞社を經て
京都日日新聞社 入社、
編輯局政經部長、外交部長を經て
營業局長となり、
昭和十六年 編輯局長、
昭和十七年 京都新聞 創刊とともに
編輯局長となり現在に至る。

昭和十八年十二月十五日 初版印刷
昭和十八年十二月二十日 初版發行 (三、〇〇〇)
皇陵に祈る
    定 價 停    三圓
    特別行爲税相當額   八錢   ※特別行爲税:別稿に記載
    合 計      三圓八錢
著作者 高谷貞次郎(タカヤ テイジラウ)
發行人 本間 晴
    東京都豊島區池袋二ノ九八三
印刷人 刈米 窪
    東京都小石川區柳町一九
印刷所 小石川印刷株式會社
    東京都小石川區柳町一九
    (東東一三二〇)
發行所 晴南社
    東京都豊島區池袋二ノ九八三
    振替 東京 八〇九一番
    電話 大塚(86)一四八六番
    出版會會員番號 一一四一二二號
配給元 日本出版配給株式會社
    東京都神田區淡路町二ノ九
    (出版會承認 い260386)
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1043194/194

【 】『国立国会図書館デジタルコレクション』