《京丹波町:東まさ子議員》
[中小企業基盤整備機構の指導]平成26年12月


平成26年第4回京丹波町議会定例会(第3号)
 平成26年12月 9日(火)
 開 議 午 前 9 時 0 0 分

○11番(東まさ子君) p30/76
 ―略―

○議長(野口久之君) 東君。

○11番(東まさ子君) p34/76
平成9年時に土地を、
言うたら町から買わされたということでありますが、
平成21年12月議会に、
議員の質問に答えて町長がおっしゃっておられるんですが、
答弁されているんですが、
「借入金返済が計画どおり進んでいないのではないか」
という質問に対して、

「3億円の出資を受けている
中小企業基盤整備機構から、
借り物で全部やりなさいと指導があったけれども、
土地建物は会社が持つべきだと、
購入を強く申し入れたと」、
こういうふうに答えておられます。


しかしながら、先の9月議会でも、
今日の答弁でも、
高い土地を町から購入したんだと
いうふうに答えておられますが、
これは一貫したそういう議会における答弁とは
ならないんではないですか。
○議長(野口久之君) 寺尾町長。

○町長(寺尾豊爾君)
私はね、今副町長がいるあの館に、
平成6年から社長として、
土日も含めて誰よりも多く出勤しました。
ある職員が、日曜日も来はんですかというぐらい
一生懸命気張りました。
それは何やいうたら、
社長に推薦してくださった人が、
一日も早うこの事業を店として開店するようにという思いを受けて、
町民も何回も言うてますやん。
早う開店せいという雰囲気でしたやん、あのときは。
その意を受けて、
私は、声なき声とかいろいろな表現してます。
そういうふうにして店を開けるのが、
代表取締役社長の私の使命やったんですよ。

そのときに、
小田原評定みたい下におらはる
町長、代表取締役会長が、
塩漬け土地を何とか解決したいと言うとると
いうて伝わってくるわけですよ。

それに沿うてナンバー2というものは、
必要なんやとかいうて言わなんだら、
そんなもん、
土地は買えませんで
なんて言うとったら開店できませんよ、創業。

町民はそのときは少なくとも、
会社も町も一緒なんですから、
私から言うたら、何回も言うてますやん。
損させてますか、町民に。

その間、12億3,800万円は、
無利子で借りとる金ですよ。
そやから、それを使って払っとるわけですよ、
8億5,000万円、丹波町に。
その金を8億5,000万円使って当時の行政は、
財政運営、行政運営してきたというんですよ。
何にも損させてませんって。


会社だけが
一生懸命その間の借金返しをしてきたと。 p35/76

それも別に悪く言うとん違いますよ。

それだけ高く
消費者、
町民に買ってもらったと
いうことだと
いうとんですよ。


これ、今でも高い言うとってやのに、
まだ支援せんと高い値で売っとったら、
たちまち丹波マーケスという商業施設、
いわゆるそれが、
丹波地域開発株式会社が経営運営しとる
丹波マーケスですやん。

東さんでも言うてくれてはりましたやん、
真っ暗で大丈夫かとか言うて、
何月議会かで、
私はそのことで、
東さんもあれだけ心配してくれてはんやさかいに、
これはそろそろ思い切って提案せんとあかんなと、
正直、職員に聞いてみてくださいな。
東さんも心配してはったんですよ、
大丈夫ですかって。

借金が多いとかいうのも、
別に私が決算書出すまで全部出てるさかいに、
その辺に座ってはった議員さんが、
偉い借金の多い会社やというてはったんですよ。

せやけど、
そんなことを一々一々経営というもんは
出すもんやないんですよ。
そんなことしとったら、
競争いっぱいしとるわけですから、
どっと競争相手ができて、
我々が投資した22億3,000万円、
まだ6億円、7億円借金がある間に、
競争相手がどんどんできてきて、
つぶされるというふうに
経営者というのは心配するんですよ。

大きい小さい言うとるけれど、
あれだけの施設やさかいに、
競争相手が今日までできなかった。

モリイさんも、
もっと売り場面積欲しい言うてはったんですよ。
せやけど、この町やったらこの程度やいうて、
小さく出発して競争相手ができて、
経営が成り立たなんだと。


みなそうなんですって、
やっぱりそういうためにも条例も必要やったし、
まちづくり条例も、そういう意味で、
出店者のためとか、そんなこともないし、
言うたことが変わるって、
当然変わりますよ、経営者というものは。
理念は変わってませんよ、
コンセプトというやつは。

そら、京丹波町民の利益、ふだんの生活を守り、
そして出荷者、あるいは卸業者、そういう人の利益、
あるいは消費者の利益、働く人の利益、
そういう総合的に公益と言うてる施設として、
何でやってるんですか、
そのことを一生懸命、
いかにその目的を遂行するかということで、
今日まで頑張ってきてるわけですから、

言うなら肩がわりという表現にあてはまるのは、
平成9年当時の京丹波町民が、
8億5,000万円、
そして払ったままで済ませておけば、
今日こうして平成26年の町民が、
払わんでよいという面はあるかもわかりませんけど、
そのことを損もさせてません。
せやけど得もさせてませんと、

ただ得というのは、
その後、3年後、5年後、10年後に、
京都府の関係がもっとようなる、
そのことがひょっとしたら
利益かもわかりませんねと
いう程度の見解を示しとんですよ。


何にも損させてませんよ。
紙に損させたと書いてないさかい、
言うたらいかんけど。
損失補填でもないということも
認めとってやさかいに、
あんまりこういうことは言及すべきでは
ないかもわかりませんけど、
町民に損させたということは一切ありませんので。
答弁でございます。

○議長(野口久之君) 東君。 p36/*76

○11番(東まさ子君)
丹波地域開発というのは、町長が言われるように、
まちづくり会社でありますし、
中身的には賃貸事業でありますとか、
不動産とか、
もっとほかにあったかもわかりませんが、
ほかの和知の「和」とか
みずほグリーンランドの施設とは、
また中身が違っているというふうに思っております。

それは、なぜかというたら、
デンマーク公園株式会社が取締役に入っとったけど、
抜けていかはって、
その分の株をサンダイコーが買ったというふうに。

○町長(寺尾豊爾君)
サンダイコー買うてません。

○11番(東まさ子君)
サンダイコーじゃないんですか。
町が買ったと言われましたけれども、
そういうふうに純然たる「和」とかと
いうふうなそういう施設とは、
中身が違うというふうに思っておりますので、
民間企業だと言っているのであります。

出資、国も町も出資をして、
丹波地域開発株式会社ができたということでありますが、
できる当時の平成3年というのは、
そういう国のほうでも
第三セクターのそういう事業が、
いろいろな破綻やらのそういうことも
起きてたかもわかりませんが、
進んできたときであります。
丹波マーケスを整備するために、
その財源として国も府も町も出したということであります。
それは、建設資金の財源として出してきた
いうことがあるんですが、
その中で足らずまいは民間の銀行からもお金借りて、
足らずまいはそういうふうにして
事業をやりなさいということで、
町も出資したわけであります。

そして、議会の議決もあったというふうなことでありますが、
共産党は反対をしてきました。
それは地元の出店者が、
少ないということもあったということで、
もっといろいろな業者の人たちの要望を盛り込んだ
そういう中身にするべきだというふうに
反対をしてきたと思っております。
議事録にも残っていると思うんですが、
そういうふうに町長は、
議会の議決もあった、
また湧き上がるような
そういう町民の声もあったと言っておられますけれども、
この事業についてはいろいろな事件も起きましたし、
利益絡みのことも起きましたし、
本当にそういう住民の湧き上がるような中で
スタートしたそういうものではありません。

議会も最後には、
いろいろ調査、特別委員会などもつくって、
この事業が本当に住民、
また商売屋さんのためになるようにというふうな、
そういう最終報告をしてると思うんですよ。

そういう立場からしたら、
本当に丹波地域開発株式会社の責任者として
長いことかかわってこられた町長が、
責任者の一人としてかかわってこられた町長が、
本当にそういう立場で頑張っていただけたかと
いうふうに思うんです。

その一つとして、 p37/76
平成21年からは、代表取締役と、
それと町長と兼ねておられましたわね、
平成24年の6月かそこら辺までは
代表取締役と町長という立場でおられたと思うんですが、
こういう本当に資金繰りが厳しくなっている中で、
例えば、町長としては、
もっとうまいこと健全なそういう運営ができるように、
指導しんなん立場ですわね。

そういう立場でありながら、
やっぱり地域開発株式会社としてできる、
そういう問題解決のための施策というか、
事をやってこられたのかなというふうに思うんです。

資金繰り延べのそういういろいろな手続きをやってきたと
いうふうにおっしゃられますけれども、
経費を削減するため、
人件費とかを削減されたというのも、
お聞きをしたこともありますが、
もっと根本的なそういう改善策というのは、
されてきたのかどうかということをお聞きしておきます。
 ―略―

https://www.town.kyotamba.kyoto.jp/material/files/group/18/261209kaigi.pdf