[錆󠄀びたナイフ]『チャー坊遺稿集』著者・柴田和志
『チャー坊遺稿集』飛鳥新社
平成14年(2002)12月18日 初版発行
[錆󠄀びたナイフ] p150-151
錆󠄀びたナイフを片手に 墓場の影でひいていた
ゲン覚剤かじりつつ 錆󠄀びたナイフの感覚で
悪魔と二人話しつつ 天使の歌を思う日よ 歌ってた
錆󠄀びたナイフ ジャックナイフ
させないナイフ 錆󠄀びたナイフ
錆󠄀びたギターにスライドで 錆󠄀びたナイフを使うんだ
快楽の吸血魔だな 快楽の魔法だよ
殺し屋にはアヘンだね 何と楽になる事だろう
感覚だけでももらっていくか 錆󠄀びたナイフの
ブルーノート
ニューオリンズの青い雨 ニューオリンズのbluenote
(downbeat)
いくらでものぼるぜ麻薬はな
インジェクターでも使うといいぜ
ヘロインを使用してな
やって来るぜ死者の霊がな
体の調子は無茶苦茶だろう
ブルーノートで聞いたけどあのJazzどこの誰だろう
黒い十字架片手に錆󠄀びたナイフのdownbeat
錆󠄀びたナイフが落ちていた
血のりはついていなかった
パリで買ったあのナイフ あいつにやろうと思ってた
若くして死んじゃった かわいいオレの少年よ
錆󠄀びたナイフの感覚でロックンロールをひいてるぜ
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『チャー坊遺稿集』『1950~1994』
二〇〇二年一二月一八日 初版発行
著 者 柴田和志
発行者 土井尚道
発行所 株式会社 飛鳥新社
東京都千代田区神田神保町3-10
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電話 (営業)03-3263-7770
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印刷・製本 日経印刷株式会社
定価(本体3,500円+税)
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