遊廓・娼妓・芸妓【朝日年鑑. 昭和3年】昭和2年10月発行

【朝日年鑑. 昭和3年】
 遊 廓(『第四十四回國勢一班』に據る) p121/416
 種  別    大正十三年   大正十二年
貸座敷免許地     五三三     五四四
貸座敷營業者  一一、六九〇  一一、二五一
引手茶屋       一一四      四一
娼  妓    五二、三二五  五〇、二八四
貸座敷傭人 男  七、一一一   五、四八五
      女 二二、〇四二  二〇、五六九
遊  客    22,376,643.       ―

 料理屋その他(同上、大正十三年現在) p121/416
料理屋     五〇、六〇六
待合茶屋     三、三〇九
藝妓置屋    一八、九九六
藝  妓    七七、一〇一
飲食店    一三三、六四五
p121【朝日年鑑. 昭和3年】
p121【朝日年鑑. 昭和3年】

 ◎雜種税細別表  p193/416
遊 興
藝妓及幇間  花代  百分ノ七
       雇料  百分ノ七
送込娼妓   同   百分ノ五
居稼娼妓   同   百分ノ三
p193【朝日年鑑. 昭和3年】
p193【朝日年鑑. 昭和3年】

 娼妓と其の健康診斷(『衛生局年報』に據る)p223/416
  大正十四年實數
 ※病名・実数・割合等略
(備考)大正十四年末現在の遊廓は五三九箇所にして
この遊廓における娼妓一日平均數は五萬一千四百二十三人なり。
健康診斷所は四百九十箇所、
この診斷所において診斷を受けたる者の
延人員は三百十七萬四千九百九十四人、
しかしてこの受診人員中有病と認めたる者
七萬二千六百六十五人ありたり。

なお本表は全國娼妓の罹病者を病症別に檢出したので
同時に二以上の疾病を併發したる者は
列記したる前位の疾病を本病と看做して算した、
故に黴毒と淋病とを併發したものは黴毒として算し
淋病の項の括弧内に一を加へた、以下類推すべし、
因に比例數は各項併發數を合して
總有病數に割合を求めたものなるが故に其合計は百を超過す。
p223【朝日年鑑. 昭和3年】
p223【朝日年鑑. 昭和3年】

 貸座敷、藝娼妓、遊客及料理屋其他(大正十四年中)p356/416
道府縣    娼妓       藝妓
北海道  二、〇五五    三、六三九
東 京  五、一五八   一〇、七五四
神奈川  一、五一〇    二、三三五
新 潟  一、四七八    三、一五三
愛 知  二、三七一    六、〇四三
三 重  一、四七五    一、三三七
京 都  四、三五二    二、五七一
大 阪  八、五五九    五、五八四
兵 庫  二、四九五    四、二八五
廣 島  二、五六四    一、九六四
山 口  一、二二二    一、五七一
福 岡  二、四二二    二、九八八
長 崎  一、六六六    一、一一五
合 計 五二、八八六   七九、三四八
※娼妓が千人を超える道府県のみ転載。
p356【朝日年鑑. 昭和3年】
p356【朝日年鑑. 昭和3年】

昭和二年九月二十五日印刷  定價金八十錢
同  年十月 一 日發行 (郵税金十二錢)
著作、發行 大阪市北區中之島三丁目三番地
兼 印刷者 一花健藏
印刷所   大阪市北區中之島三丁目三番地
      大阪朝日新聞發行所
發行所   大阪市北區中之島三丁目三番地
      株式會社朝日新聞社
發賣所   大阪朝日新聞社
同     東京朝日新聞社
【 】『国立国会図書館デジタルコレクション』
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