《安岡繁代》夫君は京都帝大出身・關東廰高等法院検察官長
【日本婦徳の鑑:昭和大典記念】昭和6年
【日本婦徳の鑑:昭和大典記念】昭和6年
日本婦德の鑑刊行に就て p6-7/506
昭和六年十二月十五日
東京婦人新聞社々長 藤廣憲藏
凡 例 p7-8/506
昭和大典記念 日本婦德の鑑 p8-12/506
目 次
《安岡 繁代》 p393/506
旅順市一戸町二
明治十七年三月、
故寺田正意氏の次女として
高知縣高知市北新町に生る、
縣立第一高等女學校を卒業し、
二十一歳にして安岡靜四郎氏に嫁ぐ、
夫君は京都帝大出身にて
夙に關東廰高等法院に勤め
目下検察官長の重職に在り
二十有餘年の高等法院生活に
半島に於て誰知らぬ者なき知名の士たり、
夫人は明治四十二年旅順に來たり今日に至る、
溫良、謙遜にして同情深き婦人、
家庭は極めて圓滿にして、
夫君との間に三男二女あり、
夫人は子女の敎養に細心の注意を拂ひ、
殆んど之れに歿頭し
敢えて他の趣味にたづさはることなく、
此の心遣ひを唯一の慰藉となす、
長女は旅順高女卒業後
滿鐵社員上野氏に嫁ぎ
長男は京都帝大
次男は慶應、
三男は高知高等、
次女は旅順高女に在學中なり。
續篇第五篇 現代婦人錄 p251/506
(記事内容は豫約當時調査現在とす。)
(索引巻末に附す。)
現代婦人錄索引 p492-504/506
【 】『国立国会図書館デジタルコレクション』
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇