《伊藤康二議員》提案:
須知高校に日本で唯一の
和食文化をテーマとする学科を新設する
[令和4年9月議会]
令和4年第3回京丹波町議会定例会(第2号)
令 和 4 年 9 月 6 日 ( 金 )
開 議 午 前 9 時 0 0 分
○2番(伊藤康二君) p75-77/98
それでは、須知高校の存続について、
平成31年、京都府立大学の文学部に
和食文化学科というのが開設されました。
私もそのときに勤めておりましたけども、
当学科は、和食文化の中心である日本において、
次代の和食を担う人材を育成することを目的としており、
だしやうまみなどについて学ぶ
和食科学や世界や日本の食文化などについて学ぶ食人類学のほか、
食経営学、和食文芸、和食史学などを設置、
京都市内の重要文化財建造物で、
昔ながらの生活様式について学ぶ授業や
和食の調理実習、農業体験、
それから接客のインターンシップなどを通じて、
食のプロフェッショナルの人材を育成することを意図として
設立された学科であります。
本年からは、生活環境学部に移ってはおりますけども、
この和食について、ユネスコは平成25年12月、
アゼルバイジャン共和国で開催した
無形文化遺産の保護に関する条例の政府間委員会において、
我が国が平成24年3月に申請した
「和食;日本人の伝統的な食文化」を
ユネスコ無形文化遺産として登録することを決定いたしております。
須知高校にあっては食品をテーマとした学科がありますが、
本町にたった1つの高校である同校を存続させる1つの提案として、
新たに和食文化をテーマとする学科を新設することにより、
日本全国からも生徒を招くことができると考えますが、
見解をお伺いいたします。
○2番(伊藤康二君)
この和食の学科ができれば、
多分、全国的に1校もまだできてないと思うので、
日本でも唯一です。
私がおりましてから7年ぐらいたつんですが、
先生にいたしましても、
院生から上がっていって6年ぐらいはかかるわけで、
その人らが教師となって赴任するには7年以上かかる。
今ちょうど七、八年が経過して、
院生や研究生が多分来年ですけれども
卒業して教諭として働くことができる職場が、
自分の経験した学科で
自分が生徒に教えることになったらよいと思います。
そういう京都府立大学の学科としても、
須知高校の学科としても、
それから京丹波町の今町長がおっしゃいます
食に関することにいたしましても、
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京丹波町議会議員 山崎裕二 活動誌 ブログ版
2022-11-30 17:05:56 | 令和4年度勉強会
本日10時より、京都府立大学 下鴨キャンパス
(京都市左京区下鴨半木町1-5)へ行き、
第103回定例勉強会をしました。
伊藤議員、居谷議員、畠中議員、山﨑眞宏議員とです。内容は、
1.文学部 和食文化学科の現状と展望
小林啓治教授と日本列島の食の歴史、
その多様性と豊かさを自然環境や社会との関わりについての
意見交換
です。須知高校の独自性発揮についての示唆もいただきました。
お忙しいなか、ありがとうございました。
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京都府立大学 和食文化学科
和食文化学科 教員紹介
氏名 小林 啓治
職 教授
専攻分野 和食史学
主な研究テーマ 日本列島の食の歴史、
その多様性と豊かさを自然環境や
社会との関わりの中で研究
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