《小野義真》
小松島庭園開園祝賀会の写真(鶴岡保儀氏秘蔵)
「小松島笠間稲荷」
【東京歴史散歩 第9集】昭和45年

【東京歴史散歩 第9集 (隅田川とその両岸 続 下巻)】1970
著者    豊島寛彰 著
出版者   芳州書院
出版年月日 1970

小松島庭園開園祝賀会の写真(鶴岡保儀氏秘蔵)
p41-1【東京歴史散歩 第9集】
〔画像〕p41-1【東京歴史散歩 第9集】

 いまの日本電気精器の敷地から明治通にわたって
小松島庭園があったことは
小著隅田川下巻でもふれておいたが、
日本鉄道会社
(上野と青森間をつなぐ東北線の前身で、
明治十五年、わが国私鉄の嚆矢)の
社長小野義真が、
明治十一年にここを別荘としたもので
庭が奥州松島の景のうつしとて、
小松島と名づけたのである。
 それで「こまつしま」と
にごらず呼ぶのが正しいが、
八州園の別名もあるくらい見晴らしがよく、
対岸の対鷗莊とともに世に知られた。
明治十七年には一般に公開し
市民にもその楽しみを
わかつという風であったが、
おしいことに、
大正の終わりに閉園してしまった。
 小松島庭園をつくった時、
園内の小丘に稲荷社を祀ったが、
この地が日本電気精器会社の所有となってから後、
西側の地(現堤通り二丁目三番)に遷座した
小松島稲荷はいまも
「小松島笠間稲荷」として
同地にその名残をとどめていて、
旧時の小松島庭園を想いおこさせている。
p41-2【東京歴史散歩 第9集】
〔画像〕p41-2【東京歴史散歩 第9集】
https://dl.ndl.go.jp/pid/2992890/1/41

堤通り二丁目にのこる小松島笠間稲荷
p42【東京歴史散歩 第9集】
〔画像〕p42【東京歴史散歩 第9集】
https://dl.ndl.go.jp/pid/2992890/1/42

昭和四十五年十一月三日発行
    (限定五百部)
    定価 一、八〇〇円
著 者 豊島 寛彰(としま ひろあき)
発行所 芳洲書院
    東京都府中市多摩町二ノ二
    振替 東京八四五三八
    電話 府中(61)六二七三番
印 刷 株式会社東徳
製 本 株式会社東徳
p123【東京歴史散歩 第9集】
〔画像〕p123【東京歴史散歩 第9集】
https://dl.ndl.go.jp/pid/2992890/1/123
図書館・個人送信資料利用可 ログイン中【小野一雄】
【 】『国立国会図書館デジタルコレクション』
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇