獨り遺憾なるは近藤亮太郞君である。
發蒙館に遊び頭腦明晰…【庭訓録】昭和17年
【庭訓録】昭和17年
著者 井上活泉 著
出版者 井上善吉
出版年月日 昭和17
獨り遺憾なるは近藤亮太郞君である。
君も亦、發蒙館に遊び頭腦明晰、
篤實溫厚の君子人として、
深く尊重せられ、
岡山醫專を了へ、
將に刀圭界に活躍せんとするの矢先き、
早逝されたのは惜しい。
https://dl.ndl.go.jp/pid/1024292/1/228
昭和十七年五月十五日印刷
昭和十七年五月二十日發行 (非賣品)
著者兼發行者 井上 善吉
京都市上京區小山堀池町三九
印 刷 者 橋本岩太郎
京都市上京區上椹木町千本東入
印 刷 所 眞美印刷所
京都市上京區上椹木町千本東入
發 行 所 井上 善吉
京都市上京區小山堀池町三九
https://dl.ndl.go.jp/pid/1024292/1/250
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【 】『国立国会図書館デジタルコレクション』
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[發蒙館]
【現代船井郡人物史】大正5年
出版者 三丹新報社
出版年月日 大正5
船井郡の學者
故 井上半介翁
船井郡新庄村
翁は堰水と號し
天保十三年九月九日 ※1842年10月12日
船井郡新庄村字船枝に呱々の聲を舉ぐ、
-略-
茲に於て獨力[發蒙館]なるものを起し
進んで靑年子弟の敎養に資せり
來るもの常に三四十名、
遠きは郡外の村邑京洛の地よりするものありき、
-略-
【船井郡誌】大正4年
著者 船井郡教育会 編
出版者 船井郡教育会
出版年月日 大正4
發蒙館は元治元年二月 ※1864年3月
井上半介の創立する所なり、
半介識見高邁、
夙に泰西の新智識を鼓吹するの必要を認め、
句讀筆道を授くるの傍、
盛に西洋の文物を村民に紹介し、
國家制度變革の過渡期に於て
啓蒙誘掖に勉めたり。
されば生徒の數は必ずしも多からず、
二十名乃至五十名に過ぎざりしも、
其事業永く繼續し、
明治二十一年(1888)に至るまで
私立學校として存續せしを以て
村民一般其惠澤を受け德化頗る盛なりき。
【 】『国立国会図書館デジタルコレクション』
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