《女髪結の伊賀トラさんは著名で》
大本敎の新風景【更生日記 4の巻】昭和6年

【更生日記 4の巻】昭和6年
著者    月の家 著
出版者   第一天声社
出版年月日 昭和6.4-7.5
更生日記 四の巻  月の家著
昭和六年 自 四月一日
     至 四月卅日
https://dl.ndl.go.jp/pid/1137567/1/4

 ◇四月十一日 江州日々新聞所載記事 p153-154
  女性でバツクする
   大本敎の新風景
    信者や宣傳使に
     著しい女性の進出
女性を開祖に持ちその又
敎主を女のお世嗣と定めた
京都府の大本敎では
エロ、グロの兩女性風景が敎團を彩る。
大本には男女平等制が布かれ
滿二十歳以上の信者には
參政權の淸き一票が與へられてゐる。
全國初回の賛襄(代議員)の中に
二人の女性が當選した時には
豫期したとは云へ信者間で奇異の目を睜つたもので、
その一人が本縣彦根町の高祖富士子女史であつた。
今では女の大宣傳使、正宣傳使、准宣傳使がザラにあり、
女の分院長を始め、分所、支部長があつて
斷然男性の壘を摩してゐる始末、
從つて女傑も少なくない。
開祖が超人であれば
二代、三代その姉妹の方々にも
思藻的にも思想界にも秀でゝゐるし
女髪結の伊賀トラさんは著名で
墨西哥(メキシコ)より修業にて歸朝の宮本ツネ、
竹内テル子、三段崎ミチ、田端サキ、
成川アサ子、遠山幾子、
吉野分院長吉野時子、
大宣傳使加藤明子女史の如きは
確に男まさりの豪のものであらう。
此の外藝界方面、文藝、内侍方面には女大を始め
高等敎育、普通敎育を受けた
エロ、グロによつて色とりどりの交響樂を奏してゐる。
瑞の御魂變性女子たる王仁師御大によつて
太陽系を形造り之を圍繞する衛星にも
前兩樣の經緯によつて錦の機を織り上げた。
曰く筑紫女王柳原燁子、
曰く江木欣々女史、
曰く桂公愛妾お鯉の方、
曰く古屋登代子女史など、
尚平塚雷鳥女史の王仁師訪問の噂もある。
昨今信者や宣傳使に著しく女性の進出を見つゝある
大本は女性の魅力によつて將來榮えもし、
幾多のナンセンスが貽されても行きさう、
是れが大本をバツクする
現在の新風景とも云へよう。
(吉野花明)
https://dl.ndl.go.jp/pid/1137567/1/153
昭和六年七月三日印刷 更生日記四の巻奥附
昭和六年七月十日發行 定價壹圓
編輯兼 第一天聲社
發行者 京都府何鹿郡綾部町大字本宮村
    字東四ツ辻十三番地
    振替大阪六〇五三四番
印刷者 東尾吉三郎
    京都府何鹿郡綾部町大字本宮村
    字東四ツ辻十三番地
販賣所 第二天聲社
    京都府南桑田郡龜岡町
    大本天恩郷内
    振替大阪七五九一七番
https://dl.ndl.go.jp/pid/1137567/1/249
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