《田賀喜一》田賀式フリー・ピストン・エンジン
【野田経済 2月20日(750)】昭和36年(1961)

【野田経済 2月20日(750)】昭和36年(1961)
著者    野田経済研究所 [編]
出版者   野田経済研究所
出版年月日 1961-02
p1【野田経済 2月20日(750)】昭和36年(1961)
〔画像〕p1【野田経済 2月20日(750)】昭和36年(1961)
https://dl.ndl.go.jp/pid/2722191/1/1
  株式商品学
 世界に類のない新エンジン
 汽車製造のフリー・ピストン・エンジン
  日米両国の特許をとる
汽車製造の急上伸が目立つている。
昨年十二月半額増資を落して
一六〇円に生まれたものが、
二六〇円台のせで、
さらに強気配である。
僅か一カ月余で完全に権利落を埋めたわけである。
が、このフリー・ピストン・エンジンである。
この新エンジンは、
正式に田賀式フリー・ピストン・エンジンという。
発明者である当社の化工機研究部長
《田賀喜一》氏の姓を冠せたもので、
世界でも類のない画期的な新エンジンといわれる。
すでに、昨年には日米両国の特許をとつたが、
つづいて欧州各国の特許をも取得するため
現在取り急ぎ書類を作成しているところである。
このような特許関係もあつて、
この新エンジンを写真で紹介できないのは、
はなはだ残念だが、
一応その構造と性能を紹介してみたい。
  超小型で高性能
  乗用車から船舶まで
p13【野田経済 2月20日(750)】昭和36年(1961)
〔画像〕p13【野田経済 2月20日(750)】昭和36年(1961)
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《田賀喜一先生》2代教授(-昭和54年3月定年退官)
神戸大学熱力学研究室
神戸大学大学院海事科学研究科マリンエンジニアリング講座
動力エネルギーシステム工学 熱工学研究室
熱力学研究室
研究室の歴史
歴代教授 及び 研究室名
初代教授 木脇充明先生(-昭和46年3月定年退官)
新制 神戸商船大学機関学科汽缶学教室
官立神戸高等商船学校出身
ボイラ工学の専門家でした.
囲碁将棋が得意だったと聞きます。
退官後,2、3度お目にかかっただけです。

2代教授 田賀喜一先生(-昭和54年3月定年退官)
神戸商船大学機関学科より,汽缶学研究室を移設,
同大原子動力学科第3講座(原子力熱工学)となる。
神戸商船大学原子動力学科原子力熱工学研究室
京都帝国大学出身(川崎重工業株式会社より赴任)
技術者であり生涯発明家でした。
「発明は1%のひらめきと99%の汗」が信条。
 《田賀喜一先生》2代教授神戸大学熱力学研究室
〔画像〕《田賀喜一先生》2代教授神戸大学熱力学研究室
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