【草野惣市小伝】昭和54年(1979)
出版者   草野産業
出版年月日 1979.2

坂本関係の整理完了には約三年を要した。
その間佐々木社員が京都に駐在し、
整理の事務を担当した。

 坂本電器倉庫
〔画像〕坂本電器倉庫

佐々木社員は家族とともに約一年間、
坂本産業倉庫の二階に住んだ。

 小野一雄・佐々木?
〔画像〕小野一雄・佐々木?

 小野雄二・佐々木?
〔画像〕小野雄二・佐々木?

 小野雄二と佐々木ひろこ-1
〔画像〕小野雄二と佐々木ひろこ-1

 小野雄二と佐々木ひろこ-2
〔画像〕小野雄二と佐々木ひろこ-2

坂本が電気代不払いのため電源を絶たれると、
ランプの生活をしなければならなかった。
あやうく水道も切られるところであった。
以上のような経緯を経て、
対坂本の債権四千九百万円のうち
二千三百万円は坂本の需要先から回収し、
残余二千六百万円は
昭和三十一年(1956)までに
損金として処分することが出来たのであった。

坂本産業について述べた機会に、
朝鮮戦争終結の反動不況により、
草野産業の受けた苦難について
記述しておかなければならない。
朝鮮戦争の突発が会社の危機を救ったことは前述した。
今度はその終熄により大難である。

休戦協定は
昭和二十八年(1953)七月二十七日調印された。
 p90【草野惣市小伝】昭和54年(1979)
〔画像〕p90【草野惣市小伝】昭和54年(1979)
https://dl.ndl.go.jp/pid/12188731/1/90
    年 譜
昭和二七年(六九歳)十月
 坂本産業株式会社に巨額の焦付き債権が発生したが、
 協和銀行の支援を得て切り抜ける。
 同社の債権回収を契機として
 関西以東へ進出する端緒を摑み
 惣市自ら陣頭に立って活躍し、
 重要市場に相次いで営業所を新設する。
 十二月名古屋出張所を開設する。
https://dl.ndl.go.jp/pid/12188731/1/115
草野惣市小伝
    昭和五十四年二月二十六日発行
発行人 草野泰太郎
発行所 草野産業株式会社
    草野倉庫株式会社
    草野不動産株式会社
    〠104 東京都中央区銀座三丁目
       九番四号(草野ビル)
    電話(〇三)五四一ノ二九一一(代表)
印刷所 製本所 笹徳印刷工業株式会社
(非売品)
https://dl.ndl.go.jp/pid/12188731/1/116
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