【日日是好日:追想の五十嵐勝弥】1976
出版者 光文社
出版年月日 1976
https://dl.ndl.go.jp/pid/12257039/1/1
數點梅花天地心 p170-171/259
徳間康快
いま私は、
心静かに五十嵐社長との出会いを思い起してみると、
それはたしか、
日東新聞が奮戦、武運つたなく破れ去り、
その残党と同じ経営体下にあった
「アサヒ芸能新聞」の若い社員に懇望され、
当時、スクリーン・ステージ専門の
同誌経営を引き継いだ前後であったことと思う。
当時の私は、
文字どおり満身創痍、
精神的、経済的に破局の状態にあり、
その日の生活にも追われるような日夜を送っていた。
私を中心に集まった連中は、
現在、徳間書店専務・徳間音工副社長の山下辰巳君、
徳間書店・徳間観光常務の兵頭武郎君、
大徳開発専務の宮本昇蔵君、
徳間書店・徳間音工常務の鈴木繁実君、
現代史出版会常務の梨本実君など十四、五名であった。
ちょうどその頃、
私は日本雑誌協会の存在を知り、
その入会の労をとっていただくことで、
亡くなられた五十嵐社長と
ダイヤモンド社の故・松本実氏とご縁ができ、
お二人の推輓で
「アサヒ芸能」を雑誌協会のメンバーに
加盟させていただいたのです。
その日のことが、
いまさらの如く想い出され、
感謝の念に堪えない次第であります。
https://dl.ndl.go.jp/pid/12257039/1/170
昭和五十一年一月二日 発行(非売品)
編纂発行 株式会社 光文社
印 刷 大日本印刷株式会社
用 紙 十條製紙株式会社
日本加工製紙株式会社
ダイニック株式会社
株式会社 岡本
発行所 株式会社 光文社
東京都文京区音羽二ノ一二ノ一三
https://dl.ndl.go.jp/pid/12257039/1/256
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