妹尾勇吉【人材・島根:県人名鑑】昭和13年

【人材・島根:県人名鑑】昭和13年
妹尾勇吉 仁多 横田 p148/263
 燕樂軒 代表取締役
 千葉縣安房郡館山町
明治三年一月七日、
横田の舊家たる妹尾嘉右衞門の二男に生れ、
明治四十四年家督を嗣ぐ。
夙に立敎大學に學び、
明治三十一年英文科を卒業、
更に明治大學に入り、
翌年法科を卒業して、 ※下記
精養軒に勤め、
歐米に渡航して、
四ケ年具さに彼地の業界を見學視察し、
歸朝後支配人となり、
大正六年獨立して現地に燕樂軒を開業、
其代表取締役として令名を謳はる。
又 海岸ホテル及び
京王閣美術館寶生會等を經營す。
けだし縣出身にして、
斯業界の元老とも稱すべき人材たり。
趣味の美術にも鑑識深きものあり。
又 旅行を樂しむ。
宗敎は眞言宗なり。
(家庭)
妻  明子 明治 三年生 山口縣 椎木與一 姉
      大阪市梅花高女卒
長男 堅吉 明治三七年生 明治大學 法科卒 ※下記
長女 菊子 明治四〇年生 女子聖學院卒
昭和十三年四月 五日印刷
昭和十三年四月十五日發行
人材・島根 定價 金 五圓也
編 者 島洋之助
發行者 永富彪夫
    東京市豐島區西巣鴨四ノ二九八
印刷者 山縣精一
    東京市神田區神保町三ノ二九
印刷所 山縣製本印刷株式會社
    東京市神田區神保町三ノ二九
發行所 島根文化社
    東京市神田區淡路町二ノ七
    電話 神田(25)二〇一〇 二〇一一番
    振替 東京七七二三〇番

【明治大学一覧. 昭和10年】
明治三十二年卒業   p173/278
妹尾勇吉
昭和二年卒業 法學部 p224/278
妹尾堅吉       p225/278
【 】『国立国会図書館デジタルコレクション』