【満洲紳士録 第1版】昭和12年
著者 満蒙資料協会 編
出版者 満蒙資料協会
出版年月日 昭和12
p3【満洲紳士録 第1版】昭和12年
https://dl.ndl.go.jp/pid/1687711/1/3
《白木 正雄》 p101/816
花乃屋本店主、
東京式菓子製造販賣業
【本籍】愛知縣海部郡鍋田村字森津
【生年月日】明治卅七年七月十日
【續柄】庄太郎の男
【學歷】大連商業學校三年修業
【經歷】學事終了後
東京市日本橋
森八菓子店にて二ケ年斯業の實地修業を積み
爾來 家業菓子製造販賣業に從事
父を扶け後
業務一切を繼承す
大正九年十二月
營業を公稱資本金二萬五千圓の合資會社に改組
代表社員に就任す
昭和七年十一月
會社存立期間滿了と共に
資本金一萬五千圓を以て
合資會社花乃屋を再組織
再び代表社員として
大連市浪速町の本店はじめ
大連市伊勢町の分舗
大連市山縣通支店を擁し
益々發展せしが
昭和十一年十一月
合資會社花乃屋を解散し
各支店を分離
氏は花乃屋本店主として之を經營し
今日に及ぶ
【特記】花乃屋は明治卅八年九月
嚴父 庄太郎氏が渡連
岡女庵主と共同一小店舗を開設せるに端を發し
明治四十年 分離獨立して
浪速町三丁目に花乃屋を開店せるに創まる
大連製菓業界の一大老舗たり
而して當店は滿洲特産物を以て製造せる
きぬた羊羹・記念煎餅
滿洲の露葡萄飴・林檎飴・黄海の里・
高粱煎餅・カルヽス煎餅・栗饅頭・
君が代饅頭・豆ビスケツト等を以て
名聲を博し
是等製品は全國菓子飴博覽會はじめ
長崎記念博覽會・大正博覽會・
全國食料品共進會等に於て
名譽・特等・大金牌・金牌・銅牌・有功章等の
獲得せるもの數ふべからず
p101-1《白木正雄》【満洲紳士録 第1版】昭和12年
【趣味】寫眞・登山
【信仰】眞宗
【家族】
母 周 (明治一二年生)
妻 綾 子 (明治四四年生)
(大阪府 森田美三 長女)
(大連彌生高女卒)
長女 澄 子 (昭和 六年生)
【店舗】花乃屋本店=大連市浪速町一四八
電話二ノ四九五九・七二〇七
p101-2《白木正雄》【満洲紳士録 第1版】昭和12年
https://dl.ndl.go.jp/pid/1687711/1/101
昭和十二年七月十五日印刷
昭和十二年七月二十日發行
滿洲紳士錄
並製 金貳拾圓也
編纂兼 中西 利八
發行人 東京市麻布區兵衞町一丁目六番地
印刷者 篠倉 政一
東京市京橋區湊町二丁目十六番地
印刷所 第一印刷所
東京市京橋區湊町二丁目十六番地
電話京橋(56)三〇六〇番六〇三五番
發行所 滿蒙資料協會
東京市麻布區兵衞町一丁目六番地
電話赤坂(48)一二一八番
振替口座東京三一五三五番
振替口座大連 三八六二番
振替口座新京 一〇七〇番
https://dl.ndl.go.jp/pid/1687711/1/814
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