《別府賢吉》弁護士 旭川信用組合(四代目組合長)
【北海道経済の百年】昭和42年(1967)
【北海道経済の百年】昭和42年(1967)
国立国会図書館/図書館・個人送信限定 図書
(北海タイムス社, 1967)
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3442852/1
大正前期には五金庫の前身 p76/148
本道には市街地が指定されるまでの大正前期に、
産組法の従来の規定による
単営の信用組合が引き続き新設されており、
その中には、
現在の信金の前身となる五つの組合が含まれていた。
旭川(大正三・四)、古平(大正四・十)、根室(大正五・五)、
帯広(大正五・五)、室蘭(大正六・九)の各信用組合である。
(括弧内は設立年・月)
旭川は曲木工芸会社の秋本一也が初代組合長。
当時旭川は、大正二年の大凶作で、
農民はもとより
“中小企業の困苦、言語に絶す”る不況下にあった。
大正七年、本道市街地信用組合の第一号となるが、
秋本の事業の失敗もあって、
大正十二年には破産状態となる。
これを更生させたのは
弁護士 別府賢吉(四代目組合長)であった。
古平(組合長 梅野梅蔵)は
"大正四年秋なかば上る朝日の空高く"の歌声で
「御大典記念有限責任古平信用組合」
という長い名前がついて生まれた。
漁業、加工業者中心でつくった信用組合だ。
根室も同じだが、ここは昭和八年まで、
購・販事業を兼営し続ける。
帯広は高倉治助、
室蘭は小林孝一郎、
いずれも地元の有力資産家が組合長である。
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3442852/76
北海道経済の百年
昭和四十二年十月十五日発行
編集人 平塚 正雄
発行人 高柳 幸雄
製 作 中央公論事業出版
発行所 株式会社 北海タイムス社
札幌市大通西四丁目
電話札幌(23)〇一三一(代表)
定価五〇〇円
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3442852/131
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