『思い出のプログラム』新京極篇:昭和55年

桑野通子・毛利峰子・竹久千惠子・岡田嘉子・中野かほる『思い出のプログラム』新京極篇

桑野通子・毛利峰子・竹久千惠子・岡田嘉子・中野かほる
『思い出のプログラム』新京極篇:田中泰彦編集・解説

   桑野通子 百八拾圓(松竹大船)
一 桑野通子
二 大正五年一月 東京 ※大正4年1月4日
三 東京市芝區三島町八
四 ダンス、紅茶、すき焼
五 ダンサーより蒲田へ入社
  和洋の近代ヴンプ型によく
  彼女の個性を生かす
  特異な娘型スター
  ラツキセシンの第一線花形
  「悲戀華」に出演す

   毛利峰子 貮百貮拾圓(新興京都)
二 大正四年八月 秋田市
三 京都右京區太秦桂原町
四 觀劇、ダンス、茶道
五 舞台を後に映畫ヘ
  東活を經て新興
  時代劇へ舞妓スターとして入社す
  可憐姫御殿有數の容貌は
  フアン諸君の期待する處である

   竹久千惠子 貮百五拾圓(PCL)
一 能登谷千惠子 ※河上千恵子・煤賀
二 明治四十四年十月 秋田 ※明治45年3月6日
三 東京澁谷區松濤町二八
四 ダンス、洋菓子
五 諸口十九、ヱノケン、
  ムーランルージユの舞台より
  PCLに入社
  洋装で立膝の出來るのは
  銀幕で彼女ひとり
  エロ姐御と云はれる所以です

   岡田嘉子 五百圓(松竹大船)
一 岡田嘉子
二 明治三十六年六月 東京 ※明治35年4月21日  
三 東京市蒲田區北糀谷町
四 文學、芝居、洋酒
五 舞台協會髑髏の舞を
  銀幕にデビユー
  各社轉々
  蒲田入社
  演技は古參にして十二分の腕を持つ
  招かれて下加茂の「天保安兵衛」に出演する

   中野かほる 貮百五拾圓(日活東京)
一 中野房榮 ※中野房枝
二 明治四十五年四月 神戸 ※明治45年 4月9日
三 東京市澁谷區笹塚町一
四 映畫、ダンス、果實
五 神戸第一高女を卒へ
  映畫に轉向
  東活、日本喜劇プロ、新興キネマを經て
  日活に入社
  近代女性的美貌に
  幾多のフアンを悩殺して居る
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思い出のプログラム(新京極篇)
定価¥7,000
昭和55年4月1日印刷
昭和55年4月1日発行
 400部 限定出版
編集 解説 田中泰彦
発行者   田中泰彦
発行所   京を語る会
      京都市中京区堺町通三条下る道祐町140
      電話 221-1989
印刷所   株式会社 三星社
      京都市中京区小川通錦小路上る
      電話 221-0336(代)
発売所   京を語る会
      京都市中京区堺町通三条下る道祐町140
      電話 221-1989 郵便番号604
      振替番号 京都11900
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blog[小野一雄のルーツ]改訂版
川崎弘子~中野かほる:15名
『思い出のプログラム』新京極篇:田中泰彦編集・解説
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光川京子・市川春代・及川道子・深水藤子・鈴木澄子『思い出のプログラム』新京極篇

光川京子・市川春代・及川道子・深水藤子・鈴木澄子
『思い出のプログラム』新京極篇:田中泰彦編集・解説

   光川京子 參百圓(松竹下加茂)
一 山口政代 ※吉田まさ代
二 大正七年一月 東京 ※大正7年1月30日
三 京都左京區下鴨宮崎町
四 讀書、長唄、三味線
五 蒲田より下加茂へ轉向
  時代劇出演以來
  高田浩吉とのコンビに依つて
  その臈たけた美しさで
  今や飯塚の人氣を奪はんとしてる
  彼の女です

   市川春代 參百圓(東京發聲)
一 市川春代 ※加々良春代
二 大正二年八月 長野 ※大正2年2月9日
三 東京世田ケ谷區北澤町
四 ダンス、散歩、音樂
五 長野高女退學後
  日活へ入社
  近代的娘型に斷然人氣を得て今日をなす
  事情あつて東京發聲へ加盟
  最近作に「大學の若旦那」の妹役に出演

   及川道子 五百圓(松竹大船)
一 竹内靜子
二 明治四十四年十月 東京 ※明治44年10月20日
三 東京市赤坂區靑山南町
四 音樂、散歩、果實
五 學校劇團を經て蒲田へ入社
  淸淨な 百合を思はせる佳人
  典雅な風貌に彼女得意の好演技
  充分賞讃され
  蒲田が誇る
  永遠の處女として有名

   深水藤子 參百圓(日活京都)
一 宏田富士子 ※安田富士子・長田富士絵
二 大正五年五月 東京 ※大正5年4月10日
三 京都右京區龍安寺西川
四 舞踊、三味線、フルーツ
五 三田高女出身後
  蒲田日活と轉社
  最近現代より時代劇に轉向し
  純日本娘役の彼女
  ケンゲキに咲く
  日活の花である
  近作には「街の入墨者」

   鈴木澄子 五百五拾圓(新興京都)
一 鈴木スミ子
二 明治三十七年十月 東京 ※明治37年10月26日
三 京都市嵯峨野天龍寺通
四 三味線、水菓子、犬
五 映畫界轉々として
  現在進行キネマに占む
  爛熟した女性美
  本邦銀幕上の典型的悩殺女優の
  折紙附きであるスター
  一名エロスミの名あり
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blog[小野一雄のルーツ]改訂版
川崎弘子~中野かほる:15名
『思い出のプログラム』新京極篇:田中泰彦編集・解説
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川崎弘子・栗島すみ子・伏見信子・高杉早苗・千葉早智子『思い出のプログラム』新京極篇

川崎弘子・栗島すみ子・伏見信子・高杉早苗・千葉早智子
『思い出のプログラム』新京極篇:田中泰彦編集・解説

   川崎弘子 七百五拾圓(松竹大船)
一 石渡靜子
二 明治四十五年四月 川崎 ※明治45年4月5日
三 横濱市神奈川區鳥越町
四 映畫觀賞、日本料理
五 蒲田入社數年にして
  一躍スターの貫祿を見せ
  麗しき詩情豊かな演技に
  壓倒的人氣を示し
  現時代劇共に出演賞讃を博す
  蒲田の幹部人氣王

   栗島すみ子 千五百圓(松竹大船)
一 池田すみ子 ※水木歌紅
二 明治三十五年三月 東京 ※明治35年3月15日
三 東京大森池上久ケ原町
四 舞踊、三味線
五 蒲田入社以來十年一日の如き
  美貌才氣氣品のトリオと演技には
  本邦銀幕の代表女優
  三才の童子でも
  其の名を知る程の名聲を博す

   伏見信子 四百圓(新興東京)
一 伏見延子
二 大正四年十月 東京 ※大正4年10月10日
三 東京品川區大井鈴ケ森
四 スポーツ、フルーツ
五 幼少より舞台生活を續け
  映畫界に轉じ
  日活蒲田新興に到る
  現在は高田プロにも應援し
  可憐楚々
  新興の代表的娘型女王
  近作に「喘ぐ白鳥」

   高杉早苗 參百圓(松竹大船)
一 藤木博子 ※喜熨斗弘子(きのし ひろこ)・清水 ヒロ
二 大正七年十月 東京 ※大正7年10月8日
三 東京市芝區宮本町一〇
四 ダンス、スポーツ
五 立正學園高女 中途退學
  新橋ダンスホール勤務
  見出されて蒲田入社
  ラツキセヴン中第一位を獲得す
  將來期待さる彼女である
  「戀愛豪華版」

   千葉早智子 參百圓(PCL)
一 千葉富子 ※千葉鶴子
二 明治四十四年二月 廣島 ※明治44年2月16日
三 東京市世田谷區櫻新町
四 音樂、果物、讀書
五 渡米七年 歸朝後PCLに入社
  「ほろよい人生」に出演
  トーキー女優として好評を博した
  純情な女性最近の當り役には
  「妻よ薔薇の樣に」主演
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思い出のプログラム(新京極篇)
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blog[小野一雄のルーツ]改訂版
川崎弘子~中野かほる:15名
『思い出のプログラム』新京極篇:田中泰彦編集・解説
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川崎弘子~中野かほる:15名『思い出のプログラム』新京極篇:昭和55年

川崎弘子~中野かほる:15名
『思い出のプログラム』新京極篇:田中泰彦編集・解説
14b-川崎弘子等-15名
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blog[小野一雄のルーツ]改訂版
表紙・奥付『思い出のプログラム』新京極篇:昭和55年
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花柳小菊・三宅邦子・原駒子・大倉千代子・黑田記代『思い出のプログラム』新京極篇

花柳小菊・三宅邦子・原駒子・大倉千代子・黑田記代
『思い出のプログラム』新京極篇:田中泰彦編集・解説

   花柳小菊 百五拾圓(日活東京)
一 齋藤芳子
二 大正十年二月 東京 ※大正10年2月26日
三 東京市牛込上宮比町二
四 芝居、映畫、讀書
五 津久戸小學校卒業後
  生家より半玉に出て
  日本舞踊長唄の稽古中見出され
  日活入社
  「戀愛人名簿」にデビユー
  瀧口とのコンビに名を賣る

   三宅邦子 百八拾圓(松竹大船)
一 三浦やす子
二 大正五年九月 埼玉 ※大正5年9月17日
三 東京市品川區西品川町
四 讀書、音樂、果實
五 昭和九年蒲田入社以來
  潑溂たる乙女役に出演
  「晴江の結婚」より名聲高く
  近代明朗女性としてスター陣に君臨
  特異な容貌で蒲田の花形

   原 駒子 參百七拾圓(マキノ發聲)
一 倉形駒子
二 明治四十二年 横濱 ※明治43年2月26日
三 京都市左京區宮川町四
四 舞踊、スポーツ
五 下加茂を振出しに各社轉々
  第一映畫に入社し
  妖麗役に映畫界隨一の折紙附きである大姐御
  昭和十年十一月復活せし
  マキノ發聲へ移る

   大倉千代子 貮百參拾圓(第一映畫)
一 坂間喜代子 ※秋月弘子・月浦かすみ
二 大正四年十一月 東京 ※大正4年8月31日
三 京都右京區太秦多藪町
四 日本舞踊、支那料理
五 五月信子一座より映畫界へ
  第一映畫創立に際し入社
  可憐な娘型に又
  古典娘にも扮し好評を博し
  近作は「虞美人草」に出演す
  今後期待さる

   黑田記代 貮百圓(日活東京)
一 富田千代
二 大正五年十二月 札幌 ※大正5年2月17日
三 東京市澁谷區笹塚町五
四 日本舞踊、音樂
五 蒲田入社より
  理智的の双眸凄艶に
  斷然名を賣り
  日活へ轉じ
  「お艶殺」に好演技を示し
  認らる
  彼女の全體に潑溂たる日本娘の??生れる
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blog[小野一雄のルーツ]改訂版
入江たか子~黑田記代:15名
『思い出のプログラム』新京極篇:田中泰彦編集・解説
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山路文子・琴糸路・森靜子・夏川靜江・花井蘭子『思い出のプログラム』新京極篇

山路文子・琴糸路・森靜子・夏川靜江・花井蘭子
『思い出のプログラム』新京極篇:田中泰彦編集・解説

   山路文子 四百五拾圓(新興東京)
一 大久保文子
二 大正二年三月 神戸市 ※明治45年3月13日
三 東京澁谷區代々木西原
四 ダンス、映畫觀賞
五 新興日活更に新興復歸
  白百合の如き麗人
  涙と朗かさの女性讃の藝を持ち
  期待を得る
  第一線スターで奮闘を望む
  近作涙の映畫「己が罪」

   琴 糸路 五百圓(大都映畫)
一 宮澤貞子 ※成田貞子・平井貞子
二 明治四十四年六月 東京 ※明治44年11月5日
三 東京瀧野川區瀧野川町
四 散歩、芝居、フルーツ
五 大都映畫の最古參女優
  近來は娘型を脱し
  母性愛の涙の悲劇に
  特異の演技を示す
  大都映畫のクイン
  現時代劇共に出演
  近作に「捨子」を主演

   森 靜子 七百七拾圓(新興京都)
一 木村靜子 ※吉川靜栄
二 明治四十一年三月 大阪 ※明治42年12月25日
三 京都右京區太秦蜂ケ丘
四 生花、舞踊、旅行
五 舞踊三味線を得意とし
  新興入社
  下町娘もの又
  悲劇女優として
  最も名聲ある
  十年一日の如き
  あの若さ
  新興キネマの
  スクリーンの女王である

   夏川靜江 九百五拾圓(東寶)
一 佐々木靜江 ※斎藤静江・飯田静江
二 明治四十二年三月 東京 ※明治42年3月9日
三 東京市世田谷區北澤町
四 ピアノ、讀書、支那料理
五 舞台引退後日活入社
  主演映畫存分撮り
  九年四月東寶入社
   舞台と映畫に和洋兩裝で遺憾なく
   其の天分を發揮してる
   本邦映畫女優中の女王

   花井蘭子 參百五拾圓(日活京都)
一 淸水よし子
二 大正七年二月 大阪市 ※大正7年7月15日
三 京都右京區嵯峨朝日町
四 舞踊、草花、御壽司
五 十一才で下加茂入社
  日活へ轉社
  時代劇陣の可憐な娘役で賣出し
  新人黑川彌太郎とのコンビで
  名聲特に博す
  近作に「仇討三都錦繪」
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入江たか子~黑田記代:15名
『思い出のプログラム』新京極篇:田中泰彦編集・解説
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入江たか子・山田五十鈴・田中絹代・飯塚敏子・霧立のぼる『思い出のプログラム』新京極篇

入江たか子・山田五十鈴・田中絹代・飯塚敏子・霧立のぼる
『思い出のプログラム』新京極篇:田中泰彦編集・解説

横綱 入江たか子 參千貮百圓(入江プロ)
一 東坊城英子
二 明治四十四年二月 東京 ※明治44年2月7日
三 東京澁谷區千駄ケ谷四
四 音樂、讀書、繪畫
五 姫君スターとして銀幕を飾り
  明朗美に一世を風靡し
  日活と再度提携
  「明治一代女」を完成す
  トーキー界への進出で
  更生彼女の姿を待望す

大關 山田五十鈴 七百圓(第一映畫)
一 山田美津子
二 大正五年六月 大阪 ※大正6年2月5日
三 京都右京區太秦石垣町
四 舞踊、淸元、果實
五 十二才にて淸元の名取と成る
  彼女現時代劇共陸續主演す
  九年第一映畫に入社
  第一線スターとして
  古典娘双頬瞳唇に魅惑させらる

關脇 田中絹代 八百五拾圓(松竹大船)
一 田中絹代
二 明治四十三年 下關市 ※明治42年11月29日
三 東京市蒲田區小林町三
四 野球、旅行、果實
五 蒲田入社以來
  主演映畫陸續
  大幹部に昇進
  演技は今更言ふ迄もなく
  本邦映畫界の女王である
  トーキーに依り其の美聲を活躍
  蒲田の萬年娘

小結 飯塚敏子 六百圓(松竹下加茂)
一 飯塚敏子 ※本間敏子
二 大正三年六月 埼玉 ※大正3年6月8日
三 京都左京區下鴨宮崎町
四 三味線、支那料理
五 蒲田より下加茂に轉向して
  俄然好太郎との名コンビに依つて
  映畫界の女王となる
  麗肌の女性美を活躍
  「蹴手繰り音頭」に出演
  好評を博す
  下加茂の重鎭人氣王

前頭 霧立のぼる 三百圓(新興東京)
一 島田君子
二 大正六年十一月 東京 ※大正6年1月3日
三 東京豊島區目白町三丁
四 ダンス、讀書、水菓子
五 寶塚少女歌劇より新興入社
  名は體を現はすと云ふが
  彼女の全體から受ける感じが
  霧立のぼるだ
  やがて新興を背負立つ
  女王となるであろう
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大川平八郎・大谷日出男・中野英治・藤井貢・夏川大二郎『思い出のプログラム』新京極篇

大川平八郎・大谷日出男・中野英治・藤井貢・夏川大二郎
『思い出のプログラム』新京極篇:田中泰彦編集・解説

   大川平八郎 參百圓(PCL)
一 大川平八郎
二 明治三十八年九月 埼玉 ※明治38年9月9日
三 東京市外砧村成城町
四 音樂、散歩、コーヒー
五 大正十二年渡米して
  パラマント俳優學校に學び
  歸朝後
  PCLに入社
  近代男性型の尖端兒
  「ほろよい人生」にデビューして
  名聲を博す

   大谷日出男 貮百八拾圓(新興京都)
一 鈴木盛夫
二 明治三十五年二月 福岡 ※明治42年9月4日
三 京都上京區太秦蜂丘町
四 日本畫、洋菓子
五 各社のエキストラとして修業
  日活スター募集に推選され入社
  更に寶塚キネマを經て
  新興キネマに入社
  時代劇部スター
  近作「元錄村雨傘」

   中野英治 五百圓(マキノ發聲)
一 中野榮三郎
二 明治三十七年 東京 ※明治37年12月5日
三 京都市東山區蹴上
四 スポーツ、果物、音樂
五 法大出身
  日活に入社
  大地は微笑むに
  一躍人氣を獲得す後
  新興第一映畫 PCLに
  十年十一月
  マキノ發聲へ入社す
  性格俳優として占む

   藤井 貢 貮百五拾圓(東京發聲)
一 藤井 貢
二 明治四十二年八月 東京 ※明治42年8月28日
三 東京市板橋區練馬南町
四 ダンス、洋酒、レコード
五 蹴球から銀幕へ移り
  蒲田で「大學の若旦那」に出演
  名聲を博す後
  東京發聲へ加盟
  スポーツ劇より喜劇物にも出演す
  東京發聲第一線スター

   夏川大二郎 貮百七拾圓(第一映畫)
一 佐々木大二郎
二 大正二年八月二日 東京 ※大正2年8月31日
三 東京市世田谷區北澤町
四 スポーツ、支那料理
五 夏川靜江の弟に生れ
  早稲田佛文科卒業
  日活入社
  愛憎峠に山田五十鈴とのコンビで
  一躍名聲を博す
  第一映畫創立に招かれて入社す
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嵐寛壽郎~夏川大二郎:15名
『思い出のプログラム』新京極篇:田中泰彦編集・解説
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鈴木傳明・尾上菊太郎・大日方傳・杉山昌三九・羅門光三郎『思い出のプログラム』新京極篇

鈴木傳明・尾上菊太郎・大日方傳・杉山昌三九・羅門光三郎
『思い出のプログラム』新京極篇:田中泰彦編集・解説

   鈴木傳明 六百圓
一 鈴木傳明
二 明治三十三年三月 東京 ※明治3331

三 東京大森區本門寺南谷
四 水泳、ゴルフ、洋菓子
五 明大出身後 映畫に轉じ
  各社を廻り
  第一映畫に在り
  近代型靑年時に
  三枚目にも好演技を見せ
  堂々スター陣に君臨す
  「突破無電」に應援す

   尾上菊太郎 六百五拾圓(日活京都)
一 田中良男
二 明治四十一年一月 東京 ※明治40年1月12日
三 京都右京區花園寺ノ仲
四 舞踊、野球、讀書
五 歌舞伎より銀幕界へと
  各社を轉々と
  日活に踏み止り
  トーキー進出に依り
  實現せる彼の技巧は
  近作「明治一代女」にて
  人氣は壓倒せり

   大日方 傳 四百七拾圓(東京發聲)
一 大日方 傳
二 明治四十三年三月 福岡 ※明治40年3月16日
三 神奈川縣大船田園都市
四 スポーツ、音樂
五 日活蒲田と現在
  東京發聲の性格的スターである
  澁味の潑溂たる演技は
  近作「乾盃學生諸君」完成後
  期待を一層完璧さす

   杉山昌三九 參百圓(新興京都)
一 杉山昌三九
二 明治三十九年五月 東京 ※明治39年8月6日
三 京都上京區花園上谷口
四 ダンス、支那料理、寫眞
五 演劇映畫の研究を志し
  時機を得て日活入社
  現代劇より時代劇へ
  一躍スターになり後
  新興キネマへ轉じ
  幾多の主演映畫を作る
  「闇討仁義」

   羅門光三郎 參百五拾圓(極東映畫)
一 岩井憲次
二 明治三十四年八月 大阪 ※明治34年10月10日
三 兵庫縣武庫郡甲陽園
四 武道、旅行、フルーツ
五 舞台生活より映畫界に入り
  各社を轉々として
  現在極東映畫創立より
  重鎭スターとして入社
  豪快な劍士が彼の得意
  時代劇界一方の大立物
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思い出のプログラム(新京極篇)
定価¥7,000
昭和55年4月1日印刷
昭和55年4月1日発行
 400部 限定出版
編集 解説 田中泰彦
発行者   田中泰彦
発行所   京を語る会
      京都市中京区堺町通三条下る道祐町140
      電話 221-1989
印刷所   株式会社 三星社
      京都市中京区小川通錦小路上る
      電話 221-0336(代)
発売所   京を語る会
      京都市中京区堺町通三条下る道祐町140
      電話 221-1989 郵便番号604
      振替番号 京都11900
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