竹久夢二

早稻田と慶應【夢二画集:早春の巻】1987

【夢二画集:早春の巻】1987
著者    竹久夢二 [画]
出版者   太平書屋
出版年月日 1987.11
p5【夢二画集:早春の巻】1987
〔画像〕p5【夢二画集:早春の巻】1987
https://dl.ndl.go.jp/pid/13209029/1/5

早稻田と慶應
p17【夢二画集:早春の巻】1987
〔画像〕p17【夢二画集:早春の巻】1987
https://dl.ndl.go.jp/pid/13209029/1/17

2B 河野君(早稲田)
SS 佐々木君(慶應) 3B  神吉君(慶應) 1B 三溝君(慶應)
審判君
p23【夢二画集:早春の巻】1987
〔画像〕p23【夢二画集:早春の巻】1987
https://dl.ndl.go.jp/pid/13209029/1/23

三高のキャチャー
泉谷君(早稲田) 大井君(早稲田) 河野君(早稲田)
三高の1B 三高のピッチャー
菅瀨君 櫻井君
p88【夢二画集:早春の巻】1987
〔画像〕p88【夢二画集:早春の巻】1987
https://dl.ndl.go.jp/pid/13209029/1/88

夢二画集・早春の巻 奥付 ¥6,000-
昭和六十二年十一月十日刊
凸版製作   竹田写真製版
活版印刷   第二整版
製  本   誠製本
編集兼発行所 太平書屋
東京都文京区千石1-24-21-102
電話九四三・四九九一
三百部印行
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關東關西天下分け目の大試合 東京倶楽部対神戸倶楽部 明治42年4月4~5日【日本野球発達史】大正11年

【日本野球発達史】大正11年
著者    横井春野 著
出版者   美津濃
出版年月日 大正11
p2【日本野球発達史】大正11年
〔画像〕p2【日本野球発達史】大正11年

  ◇東京倶樂部の出現
慶應の鷲澤氏が主唱者となつて、
東京倶樂部なるものが組織せられた。
東都四大チーム出身の元老連から
組織せられたものである。
 押川、河野、田邊・・・・・・早稻田出身
 櫻井、吉川、靑木、稻葉・・・慶應出身
 中野、戸田・・・・・・・・・一高出身
 三島・・・・・・・・・・・・學習院出身
 「此頃 橋戸信氏は、米國へ出かけて居た。」

元老連は、天長の佳節を初陣に、
三回の試合をして、
滿都のフアンの熱血をそゝつて呉れた。

 對 慶應     三A 對 一 慶應勝
 對 早大 一回戦 五A 對 四 東京勝
 對 早大 二回戦 六A 對 二 早大勝

  ◇關東關西天下分け目の大試合
三高が東上した翌(明治42年)四月二日、
神戸倶樂部が大擧して東上し、
東京倶樂部に、挑戰した。
グランドは、新設の羽田球場。(約一萬坪)

※明治42年4月4日
第一回戰は、東軍は三島、山脇のバツテリー、
西軍は、菅瀨、松田のバツテリーにて戰ひ、
西軍よく三島の球を打ちしを以て、
五對一にて、凱歌は、西軍にあがつた。

東京方、かくてはならじと、
福田(慶応)、山脇(早稲田)のバツテリーにて
第二回戰に臨んだ。
※明治42年4月5日
西軍は、松田(舊早稲田)、
泉谷(舊早稲田)のバツテリーにて之に應じたが、

福田の球は、
到底西軍に打ち切れず無安打に終つたに反し、
東軍は、好機に臨んで松田の球をよく打ち、
五對一にて、美事に復讐した。

一勝一敗の兩軍の戰や如何に、
關東勝つか、關西勝つか。

決勝戰 明治42年4月5日
  メンバー
  東軍(東京倶楽部)
2 山 脇(早稲田)
8 河 野(舊早稲田)
5 獅子内(早稲田)
1 福 田(慶応)
4 中 野(舊一高)
6 櫻 井(舊慶應)
3 押 川(舊早稲田)
9 田 邊(舊早稲田)
7 吉 川(舊慶應)

  西軍(神戸倶樂部)
6 佐々木(慶応)
7 高 濱(慶応)
1 菅 瀨
3 泉 谷(舊早稲田)
9 奈良崎(舊慶應)
2 松 田(舊早稲田)
4 藤 田
8 日 向
5 高濱 茂(慶応)

「菅瀨投手は後 慶應に入學して
 東洋一の投手となつた。」

決勝戰は、早慶戰以來の白熱戰であつた。
八回に至る迄兩軍得點なく、
試合は、老將福田と新進菅瀨との投手戰であつた。
第九回 東軍一點を得て、勝敗決し、
一對零を以て凱歌は、
東京倶樂部に揚がり、
三越寄送の優勝旗を授與せられた。
【備考】福田、菅瀨の成績
 福田 三振      九
    四球      一
    敵に與へし安打 四
 菅瀨 三振      八
    四球      五
    敵に與へし安打 二
   「菅瀨の球を安打し得しは、山脇と吉川のみ。」
p64【日本野球発達史】大正11年
〔画像〕p64【日本野球発達史】大正11年

大正十一年六月 五日 印刷 日本野球發達史
大正十一年六月十一日 發行 定價 壹圓八拾錢
著作者 横井 春野
發行者 水野 利三
    東京市神田區小川町卅七番地
印刷者 近藤喜七
    東京市芝區西久保櫻川町二番地
印刷所 近藤印刷所
    東京市芝區西久保櫻川町二番地
美津濃東京支店
東京市神田區裏神保町四番地
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神戸市三ノ宮踏切南一丁
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[日本最初のスポーツ映画]東京クラブ対神戸クラブ 明治42年4月 雑誌冒険世界 主筆 押川春浪氏【新体育 36(1)】1966-01

【新体育 36(1)】1966-01
出版者   新体育社
出版年月日 1966-01
p1【新体育 36(1)】1966-01
〔画像〕p1【新体育 36(1)】1966-01
https://dl.ndl.go.jp/pid/2373730/1/1

  スポーツ映画
明治42年(一九〇九年)3月に
※明治42年4月4日 1回戦
※明治42年4月5日 2回戦 3回戦
羽田の京浜球場(現在の羽田飛行場付近)
開きの行事の一つとして
東京クラブ対神戸クラブの3回戦が同球場で行なわれた。

それらの行事の企画、演出を受持ったのは
当時の雑誌冒険世界主筆
押川春浪氏(早大野球部主将清氏令兄、故人)であったが、
氏は色々の新機軸を考案した。

なかでも押川氏が企てた野球試合の映画化は
日本スポーツ界にとって劃期的な出来事であった。

映画を請け負ったのは吉沢商会という映画業者であったが、
惜しむらくは試合当日は小雨の降るような悪天候下で、
映画の出来も薄暗かったようである。

ところが、この映画が完成して
浅草の電気館に上映された時、
大きな立看板に「ベースボール大競争」と書いてあった。

当時の一般の野球常識から見れば
当然であったかも知れぬが、
とにかくこれが日本最初のスポーツ映画となり、
以後は野球映画もボツボツ現われるようになった。

押川春浪氏は企画の天才で、
氏が過渡期の日本スポーツ界に残した足跡はおおきかった。
https://dl.ndl.go.jp/pid/2373730/1/60

新体育 一月号 第三十六巻 第一号
昭和四十一年一月一日発行 一九〇円(〒一五円)
編集人 栗本義彦
発行人 小沢謙一
印刷人 中村 榊
発行所 株式会社 新体育社
    東京都文京区本郷三丁目三七番九号
    (中央会堂内)
    振替 東京一六七三四
    電話(八一二)七四三五
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私(波多野承五郎)の娘の花子さんは漸く十か九つであつたが始球式の球を投げる役目…【古渓遺稿】波多野承五郎 [著] 1929

【古渓遺稿】1929
著者    波多野承五郎 [著] [他]
出版者   北山米吉
出版年月日 1929
p4【古渓遺稿】1929
〔画像〕p4【古渓遺稿】1929
https://dl.ndl.go.jp/pid/1909032/1/4

何んでも其頃の事であるが、
羽田のグランドで塾の連中が野球戰をやつたことがあつた。
其時、私の娘の花子さんは漸く十か九つであつたが、
始球式の球を投げる役目を賴まれた事があつた。
私共一家では、
この事を非常な大名誉として今尚、
よりより集つた時の語り草にして居る。
https://dl.ndl.go.jp/pid/1909032/1/175

昭和四年十二月十七日印刷
昭和四年十二月二十日發行 非賣品
編輯兼 北山米吉
發行者 東京市外澁谷町上通四ノ二〇
印刷者 吉岡淸治
    東京市麴町區有樂町二ノ七
印刷所 朝陽印刷株式會社
    東京市麴町區有樂町二ノ七
https://dl.ndl.go.jp/pid/1909032/1/221
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日本女性の始球式 当時の京浜電車重役の波多野承五郎さんの娘さん(波多野花子嬢)【野球にはあらゆることがあてはまる】1977

【野球にはあらゆることがあてはまる
  (スポーツ エッセイ シリーズ)】1977
著者    神田順治 著
出版者   ベースボール・マガジン社
出版年月日 1977.8
p3【野球にはあらゆることがあてはまる】1977
〔画像〕p3【野球にはあらゆることがあてはまる】1977
https://dl.ndl.go.jp/pid/12168222/1/3

□始球式を最初に行った人
日本女性の始球式は、
ほとんど例がありませんが、
明治四十二年三月、
※明治四十二年(1909)四月四日
 東京倶樂部對神戸倶樂部(於羽田運動場)
※羽田グランドの投球式を行ひし波多野花子孃
羽田グランド(いまはありません)で、
当時の京浜電車重役の
波多野承五郎さんの娘さんが投げたといわれています
https://dl.ndl.go.jp/pid/12168222/1/123

1977年8月10日 第1版第1刷発行
著 者 神田順治 2,000
発行者 池田恒雄
発行所 ベースボール・マガジン社
    東京都千代田区神田錦町3-3
    振替口座 東京 8-46620
印 刷・鈴木整版
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東京倶樂部試合記事③明治42年4月5日 對神戸倶樂部 決勝戦(於羽田運動場)【野球年報 第7号】明治42年

【野球年報 第7号】明治42年
著者    野球年報編纂部 著
出版者   伊東卓夫
出版年月日 明35-大1
p1【野球年報 第7号】明治42年
〔画像〕p1【野球年報 第7号】明治42年
https://dl.ndl.go.jp/pid/860552/1/1

 東京倶樂部試合記事
明治四十二年度 四月四日 對神戸倶樂部(於羽田運動場)
        四月五日 對神戸倶樂部(於羽田運動場)
        決勝戦  東京(1点)対 神戸(0点)
p14【野球年報 第7号】明治42年
〔画像〕p14【野球年報 第7号】明治42年
https://dl.ndl.go.jp/pid/860552/1/14

  對神戸クラブ決勝試合
茲に兩軍戰ふ事二回、
一勝一敗の成績であるから、
場内は何んとなく殺氣を帶び、
活氣滿々として來た、
審判は矢張り西尾、阿部の両君で、
マツチの始つたのは午後三時廿分であつた。
近年稀れに見るの大劇戰であつた、

東京軍は始終餘裕を示して
三壘に押寄せる事三回、
最後に福田は佐々木君のエラー
中野も四球で出るに福田代理の走者田部が、
二壘三壘を巧みに辷(すべ)つて盗んだが、
櫻井のヒツトエンドランのサインを誤つて
https://dl.ndl.go.jp/pid/860552/1/29

本壘三壘間に田部を挟撃の上奮死させた、

櫻井の飛球は佐々木の頭上を越し、
中野を本壘に入らしめた、
次の押川は四球に出て
櫻井と共に二壘と一壘に機を伺つたが、
吉川は三振して神戸軍と代る、

劈頭に高濱(弟)が遊撃オーバーのヒツトで出て、
代理走者泉谷は令弟佐々木と相協力して
其の犠牲球に依つて二壘に進んだ、

直に三壘を盗まうとしたが
挟撃に會ひ頭に當てゝ
遂う遂う三壘を盗んだ、
が 後援續かずスタンデング得點は一對零、

頗る痛快な試合で優美なる
三越呉服店寄贈の優勝旗は
東京倶樂部の手に落ちた。

(明治42年)四月五日午後三時二十分より
 審判 西尾守一 阿部喜十郎 兩氏
<東京倶樂部>(東京軍)
2 山脇
8 河野
5 獅子内
1 福田
4 中野
6 櫻井
3 押川
9 田部
7 吉川

<神戸倶樂部>(神戸軍)
6 佐々木
7 高濱
1 菅瀨
3 泉谷
9 奈良崎
2 松田
4 藤田
8 日向
5 高濱(弟)
p30【野球年報 第7号】明治42年
〔画像〕p30【野球年報 第7号】明治42年
https://dl.ndl.go.jp/pid/860552/1/30

明治四十二年八月 二十日印刷 定價 金四拾錢
明治四十二年八月二十四日發行 郵税 金 六錢
著作者 野球年報編纂部
    東京市本郷區本郷五丁目十番地
    美滿津商店内
發行者 伊東 卓夫
    東京市本郷區本郷五丁目十番地
印刷者 中野鍈太郎
    東京市京橋區南小田原町二丁目九番地
印刷所 東洋印刷株式會社
    東京市芝區愛宕町三丁目二番地
https://dl.ndl.go.jp/pid/860552/1/233
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東京倶樂部試合記事②明治42年4月5日 對神戸倶樂部 2回戦(於羽田運動場)【野球年報 第7号】明治42年

【野球年報 第7号】明治42年
著者    野球年報編纂部 著
出版者   伊東卓夫
出版年月日 明35-大1
p1【野球年報 第7号】明治42年
〔画像〕p1【野球年報 第7号】明治42年
https://dl.ndl.go.jp/pid/860552/1/1

 東京倶樂部試合記事
明治四十二年度 四月四日 對神戸倶樂部(於羽田運動場)
        四月五日 對神戸倶樂部(於羽田運動場)
        2回戦  東京(5点)対 神戸(1点)
p14【野球年報 第7号】明治42年
〔画像〕p14【野球年報 第7号】明治42年
https://dl.ndl.go.jp/pid/860552/1/14

  對神戸クラブ第二回
東京方は昨日の耻を取り返へさうと
福田を投手とし
獅子内を早稻田から呼び寄せて
三壘に起たしめた、

神戸方でも松田を投手に泉谷が捕手、
菅瀨一壘になつた結果は
一對五東京方の勝利となる、

先づ東京軍第四回に山脇が痛快なヒツトで
二壘の頭を抜いて出で、
スチールと中野の犠牲球で三壘に進んで、
福田の強グラウンダーを
松田君がハンブルしたので本壘に入る、

續いて六回には又山脇のライナーを二壘が逃し、
ストールンで二壘を略取す、
中野のバンドを松田君が取つて
一壘に投げる處が菅瀨狼狽して
ハンブルして生かす、
と福田が猛烈なグランダーで遊撃を襲ふ、
流石の佐々木も是れを留め得ないで
山脇をホームに入らしめた、

次は早大の曉將獅子内、
美事なヒツトにて中野を本壘に
福田を三壘に送つて
自分は二壘を盗む、

神戸軍は益々悲境に陥つた、

(明治42年)四月五日
 審判 
<東京倶樂部>(東京軍)
8 河野
2 山脇
4 中野
1 福田
5 獅子内
6 櫻井
3 押川
7 吉川
9 三島
https://dl.ndl.go.jp/pid/860552/1/28

<神戸倶樂部>(神戸軍)
6 佐々木
7 高濱
3 菅瀨
2 泉谷
9 奈良崎
1 松田
4 藤田
8 日向
5 高濱(弟)
(七回目より菅瀨戰線を出で日向1Bへ
 奈良崎CF 缺 梅本RFに入る)

松田が櫻井君を三振に倒さうと、
滿身の力を籠めて投げた球が餘り低かつので、
流石の泉谷も逃す、

福田完爾として本壘に歸つた、
櫻井は中堅への飛球。

押川は四球に出たが佐々木の爲に一壘の奮死した、
此の回に於ける東京軍の大攻撃は流石の神戸軍も
面を向くべきやうもなく
一擧三點を得られた、

續いて又七回に吉川四球に出で二壘を盗み
三壘を略取しやうとした、
然るに三壘へ泉谷がワイルドを投げたので、
又本壘に入らしめた、

ラストインニングになると
催した雨は盛んに降出して來た、
好期逸すべからずで
先鋒の高濱が四球を得て二壘を盗む
菅瀨、泉谷バントを弄して高濱を本壘に送り
漸く一點を得たが
奈良崎がスリーバントアウトなのでゲームセット、
頗る痛快な試合であつた。
https://dl.ndl.go.jp/pid/860552/1/29

明治四十二年八月 二十日印刷 定價 金四拾錢
明治四十二年八月二十四日發行 郵税 金 六錢
著作者 野球年報編纂部
    東京市本郷區本郷五丁目十番地
    美滿津商店内
發行者 伊東 卓夫
    東京市本郷區本郷五丁目十番地
印刷者 中野鍈太郎
    東京市京橋區南小田原町二丁目九番地
印刷所 東洋印刷株式會社
    東京市芝區愛宕町三丁目二番地
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東京倶樂部試合記事①明治42年4月4日 對神戸倶樂部 1回戦(於羽田運動場)【野球年報 第7号】明治42年

【野球年報 第7号】明治42年
著者    野球年報編纂部 著
出版者   伊東卓夫
出版年月日 明35-大1
p1【野球年報 第7号】明治42年
〔画像〕p1【野球年報 第7号】明治42年
https://dl.ndl.go.jp/pid/860552/1/1

 東京倶樂部試合記事
明治四十二年度 四月四日 對神戸倶樂部(於羽田運動場)
        1回戦  東京(1点)対 神戸(5点)
        四月五日 對神戸倶樂部(於羽田運動場)
p14【野球年報 第7号】明治42年
〔画像〕p14【野球年報 第7号】明治42年
https://dl.ndl.go.jp/pid/860552/1/14

  對神戸クラブ
(明治42年)四月二日に東上した神戸軍は、
雨の爲めに一日延びて四日、五日の兩日に
東京と新設の羽田グランドに相見えた、
羽田の運動場は京濱電車が非常な金を投じて、
經驗のある人々が設計をしたのだから、
本邦一の模範的グランドに違ひない、
が未だ完成して居ない、
https://dl.ndl.go.jp/pid/860552/1/25

排水の設備も充分でない故に
此の試合を行ふ時には連日の雨で
水が大分溜つて居た、

スタンドの上から
洋々たる東京灣が手に取る樣に眺められる、
夏なんかは試合を見たり
海水浴をしたりする事が出來る、

此の試合を以て開場式にするとの事で、
四方に日章旗を飜へし
ドンドン煙火を上げる、
樂隊が興を添へるなど大した景氣であつた、

觀客は兩側のスタンドから外野の方へは
翼を張つた樣に人でもつて埋まり、
盛んに拍手を以て是れを迎へた、

神戸軍は流石早慶の選手が居る丈けあつて
中々侮り難い、
遂に一對五で敗つて終つた。

先づ東京軍が攻めて得點がなく
代つて神戸軍が攻めると、
輕快な佐々木が三壘の方へバントを打つて
一壘に辷(すべ)つてセーフと、
高濱がバントを試みやうとして
投手グランダーになつた處が
何うしたものか押川が落したので又セーフ、

觀者は頻(しき)りと東京軍に應援する、
二壘に居る佐々木、
例の猛烈なスチールを三壘に試みた、
東京軍の捕手山脇君何んで逃すべき、
忽ち三壘に是を葬つた、
すると菅瀨又バントで
高濱を二壘に送つて自分も生きる、

續いでボツクスに立つたのは
往年早大に勇名を轟かした泉谷、
忽ち物凄い、
痛快な遊撃と三壘の間の安全球は二壘打、
神戸軍は忽ち二點を得、
奈良崎が二壘と中堅の間へ飛球を打つと、
河野が落して三壘と二壘を敵に與へる、
すると松田君がバントして
泉谷をホームに送つて茲に三點を得た、

(明治42年)四月四日午後四時より
 審判 西尾守一 阿部喜十郎 兩氏
<東京倶樂部>(東京軍)
4 中野
2 山脇
5 福田
6 櫻井
3 押川
8 河野
9 田部
7 吉川
1 三島
https://dl.ndl.go.jp/pid/860552/1/26

<神戸倶樂部>(神戸軍)
6 佐々木
7 高濱
1 菅瀨
3 泉谷
9 奈良崎
2 松田
4 藤田
8 日向
5 高濱(弟)

東京軍は二回に河野が球を利して出で
二壘のエラーで三壘まで取ると、
田部が三振した後で
吉川がヒツトで一壘の頭を抜いて一點を得た、
是れが後にも先きにも只一つの得點であつた、
而も神戸軍の景氣は凄い程で、

 東京對神戸クラブ第一回試合當日ノ選手
p27【野球年報 第7号】明治42年
〔画像〕p27【野球年報 第7号】明治42年
https://dl.ndl.go.jp/pid/860552/1/27

五回に佐々木四球を得て
高濱の犠牲球で二壘を得る、
すぐ又福田が菅瀨グランダーエラーで三壘に行く、

泉谷がヒツトエンドランを遣らうとしたが
三島は捕るより早く山脇に渡す、
佐々木は辷(すべ)つたが遲かつた、
然し菅瀨と泉谷は盗壘をやつて三壘と二壘に居る、

次の奈良崎君が痛快なヒツトで右翼オーバーしたので
又二點、
抜かれた田部は直ちに三壘に奈良崎を刺したのは
流石に昔取つた杵柄だ
夫(それ)だから兩軍とも一生懸命に攻め合つたが
遂に得點がなく、
東京軍四點の差で敗れた。
https://dl.ndl.go.jp/pid/860552/1/28

明治四十二年八月 二十日印刷 定價 金四拾錢
明治四十二年八月二十四日發行 郵税 金 六錢
著作者 野球年報編纂部
    東京市本郷區本郷五丁目十番地
    美滿津商店内
發行者 伊東 卓夫
    東京市本郷區本郷五丁目十番地
印刷者 中野鍈太郎
    東京市京橋區南小田原町二丁目九番地
印刷所 東洋印刷株式會社
    東京市芝區愛宕町三丁目二番地
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始球式 女性第一号 明治42年4月4日 波多野花子嬢 投げたボールは松田捕手のミットに収まる【動輪:私の人生記】1992

【動輪:私の人生記】1992
著者    田中久文 著
出版者   田中久文
出版年月日 1992.12
p1【動輪:私の人生記】1992
〔画像〕p1【動輪:私の人生記】1992
https://dl.ndl.go.jp/pid/13279289/1/1

   始球式
女性第一号はその翌年(明治42年)四月四日、
東京・京浜電車グランドでの
東京クラブ対神戸クラブ戦でのことである。
神戸軍守備につくと、
花の如き、少女、
波多野花子嬢、
審判に扶けられ投球、
投げたボールは松田捕手のミットに収まる。
https://dl.ndl.go.jp/pid/13279289/1/204

 私の人生記「動 輪」
平成四年十二月三十一日発行
著 者 田中久文
発行人 田中久文
    〒569 大阪府高槻市氷室町1-21-5
    電話(0726)96-1850
製 作 自費出版友の会ライトフレンド
    〒709-31 岡山県御津郡建部町中田三五四
    電話(08672)2-0935
印刷所 有限会社 ダイニ印刷
製本所 株式会社 オータニ
https://dl.ndl.go.jp/pid/13279289/1/224
図書館・個人送信資料利用可 ログイン中【小野一雄】
【 】『国立国会図書館デジタルコレクション』
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羽田グランドの投球式を行ひし波多野花子孃:明治42年4月4日東京倶樂部對對神戸倶樂部【夢二画集:早春の巻】1987

【夢二画集:早春の巻】1987
著者    竹久夢二 [画]
出版者   太平書屋
出版年月日 1987.11
p5【夢二画集:早春の巻】1987
〔画像〕p5【夢二画集:早春の巻】1987
https://dl.ndl.go.jp/pid/13209029/1/5

羽田グランドの投球式を行ひし波多野花子孃
 東京倶樂部對神戸倶樂部(於羽田運動場)
※波多野承五郎の娘
※別稿に記載 
 p87-1【夢二画集:早春の巻】1987
〔画像〕p87-1【夢二画集:早春の巻】1987
https://dl.ndl.go.jp/pid/13209029/1/87

羽田グランドの投球式を行ひし波多野花子孃
審判 三笠君 ※三笠文造(三高)
Mr.SASAKI
p87-2【夢二画集:早春の巻】1987
〔画像〕p87-2【夢二画集:早春の巻】1987
https://dl.ndl.go.jp/pid/13209029/1/87

夢二画集・早春の巻 奥付 ¥6,000-
昭和六十二年十一月十日刊
凸版製作   竹田写真製版
活版印刷   第二整版
製  本   誠製本
編集兼発行所 太平書屋
東京都文京区千石1-24-21-102
電話九四三・四九九一
三百部印行
https://dl.ndl.go.jp/pid/13209029/1/114
図書館・個人送信資料利用可 ログイン中【小野一雄】
【 】『国立国会図書館デジタルコレクション』
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